晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

鳥獣を模した石庭と抜群の眺望! 正法寺






大原野神社のちょうど向かいに

法寿山 正法寺の石碑があります。

右奥の橋を渡ってお寺へ。









天平勝宝6年(754)

奈良の唐招提寺を創建した

鑑真和尚とともに唐から来た

鑑真の高弟・智威大徳が

この地で修練を行なった

ことに始まります。

延暦年間(782〜806)に

最澄お寺を創建。

応仁の乱で焼失したあと

徳川綱吉の生母、桂昌院帰依して

徳川家の祈願所になりました。









本堂に上がって目に入るのは

京都市内一望のいい眺め!

借景式山水庭園の“宝生苑”です。

全国から名石が集められ

通称“石の寺”とも言われる

由縁がこの庭園なのですね。










石が象、獅子、カエル、ウサギなど

動物の形に似ているので

“鳥獣の石庭”として

親しまれています。

看板と見比べてみるけど

動物には見えなかったりする…(^▽^;)










天気が良い日がベストです!

訪ねてくる人も少なく

本当にのんびりできました。









これは外から撮っていますが

お不動さんが鎮座するお堂まで

本堂から繋がっています。

確か外からお堂へ上がることは

できなかったはず…。









見事な梵字の花壇を発見!










御朱印いただきました!









受付にて御朱印帳を預けました。

右上には「三面千手観世音菩薩」の印。

お顔の両側に別の顔(化仏)があり

三面形式になっている

ちょっと珍しい千手観音がご本尊。

鎌倉時代初期の作で

2m60cmという大きさの国の重文です。




御朱印くださいと言ったら

この御朱印になりましたが

こちらは洛西観音霊場の番外札所。

他にも西国薬師41番「醫王殿」

京都六大黒天3番「走り大黒天」

と三種類あったようです。

六大黒天霊場とか、

知らなかったわ〜(☆。☆)

今度は景色や庭とともに

仏像もしっかりと見に行きたいな!





『京都の隠れた御朱印ブック』

には掲載したかったのだけど

どうしても構成の関係で

入れられませんでした(>_<)






さて、次は

美仏があるということで

少し歩いてから参拝を。

続きます♪