うろこ石を並べた珍しい庭園 真如院
10月25〜27日と
11月1〜3日という
たった6日間しか公開しない
真如院へ行ってきました。
塔頭として日映上人により創建。
火災によって二度焼失しましたが
その都度、再建されました。
昭和24年(1949)隣接していた
明徳高校の拡張のため現在地に移転。
目立たない特別公開の看板には
永禄11年(1568)織田信長は上洛します。
当時、日の出の勢いであった
信長とはいえ、都の人の心を掴むのは
簡単ではなかった、とか。
そこで、名ばかりとはいえ
将軍の足利義昭を立てることにしました。
大の庭園愛好家であった義昭のため
彼が宿坊としていた真如院に
庭園を造らせて招いたそうです。
うろこ形の石を並べて
川の流れを表現した枯山水は
見たことのない庭でした。
庭の流行(?)としては
平安時代の池庭から
白砂の枯山水へと移り
石が小石→うろこ石と
少しづつ大きくなり
江戸時代には池庭へと
最初に戻って行くという
過程の中であることを表しているそう。
誰が造ったのかわかっていませんが
とてもきれいなうろこ石ばかり
並んでいてこれを取り寄せられるのは
当時の一流作庭家に違いないですね。
ちなみに、現在の寺域はとても小さく
本堂と庭園があるのみ。
マンションが目の前という立地のため
写真撮影は禁止でした。
御朱印いただきました!
寺名にもなっている真如という言葉は
あるがままであること、という意味。
あるがままの自分でいたい。
と思うけどね、いつも…。
ところで、この時の拝観者
4名に対して3冊の御朱印帳が
受付に置かれていました。
そのうちの一冊はワタクシのですが。
つまり、お参りに来る人の
約8割が御朱印帳持参ってこと!?
少しマニアックなお寺ということも
あるのかもしれませんが…。
お参りに御朱印帳を持って行くことは
もう当たり前のこと
なのかもしれませんね。