えんま様と普賢象桜・千本えんま堂
正式名称は引接寺。
あの世とこの世を行き来する
小野篁は、昼間は宮中に
夜は閻魔大王に仕えていたそう。
亡き先祖をこの世に迎える供養法を
閻魔大王より授かり
その根本道場として
このお寺を建てたのが始まり。
その後、寛仁元年(1017)
定覚によって開山されました。
駐車場の奥に本堂があります。
ご本尊の閻魔大王像は
長享2年(1488)再建されたもの。
怖いお顔から地獄の支配者
のように思われていますが
死んだ人をあの世のどこへ送るか
裁判長の役目をしているそうです。
ここで現世で集めた御朱印を見せたら
極楽浄土へ送ってくれるのかな〜(^ε^)♪
閻魔大王の写真は撮れませんでしたが
駐車場のところにも閻魔大王が!
わかりにくいけど、本堂にいらっしゃる
閻魔大王と同じ表情してます。
インパクト大きいな(((( ;°Д°))))
本堂の左側から裏へまわると
供養池がありました。
お盆の時にここに水塔婆を流し
ご先祖を迎えるそうです。
本堂裏をぐるりとまわり
出たところに普賢象桜なるものが。
全く知らずに行ったのですが
ここが発祥の珍しい桜で
八重桜の一種だそう。
遅咲きなので、行った時には
ちょうど見頃! ラッキー♪
ほとんど人もいないし。
偶然、穴場の桜スポット見つけました。
散る時は花びらが落ちるのではなく
花冠ごとぽとりと落ちるという。
落ちてるのを拾ってみたのですが
こんな感じでたくさん落ちてました。
斬首される囚人の姿に似ているため
これを見て仏心を起こさせたとか。
そういわれてみると
ちょっと縁起悪いような…(°д°;)
でも、咲いてる姿は美しい:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
他にも珍しい桜、琴平。
こちらは色が薄めで小ぶりちゃんです。
布袋さんたちの横に
なぜか紫式部の銅像が。
こちらは紫式部の供養塔。
至徳3年(1386)の建立。
紫式部のあの世での不遇な姿を見て
成仏させるために建立したという。
てことは、誰かあの世に行って
紫式部を見たってこと??
一体、誰が見たのだろう…(@_@)
藤の花も咲き始めていました。
小さな桜苑でしたが
キレイに咲いた珍しい桜を見られて
なんだかトクした気分でした(^ε^)♪
御朱印いただきました!
ご本尊の閻魔法王がメインに。
ご本尊が如来さんや菩薩さん
じゃないのは珍しいかも。
さて、次は
千本つながり(?)で
千本釈迦堂に行ってみます〜