晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

のんびり庭園と長谷川等伯の襖絵・智積院




三十三間堂からほど近い

場所にありながら

そこまで有名でなく

落ち着いた雰囲気漂うお寺、智積院。


前回、何の情報もないまま

ここにもお寺あるなー

入ってみようかーと

適当に入ってみたら。

庭園と襖絵に魅了されましたので

今回は御朱印もらうのも目的ですが

またあの庭園と襖絵を見たいと思い

2度目の参拝に行ってみました。










智積院は真言宗智山派の総本山。

智山派ってあんまり聞いたことないですが

総本山の次に寺格の高い大本山

成田山新勝寺、川崎大師、高尾山薬王院など

関東の有名寺が多いんですね。

詳しい歴史は前回の記事にて

書きましたので飛ばしますが

どうしても書きたいことは

ここは元は秀吉が愛児・鶴松の

菩提を弔うために建てた

祥雲禅寺というお寺だったということ。

江戸時代に家康により

智積院の住職に寄進されました。

智積院はもとは和歌山にあった

根来寺の学問所のこと。

根来寺は勢力が拡大したことで

秀吉に焼き払われてしまった

という歴史があるのです。









秀吉が焼き払ったお寺が

今は秀吉が息子のために建てた

お寺の場所にあるという。

歴史のイタズラというか

皮肉な結果なのか!?

この歴史を知ったうえで行くのと

そうでないのとでは

見方が違ってくるような気がするので

何度でも書いちゃいました(;^_^A








平成7年(1995)再建の講堂です。

この奥に庭園があるのですが

その前に霊宝館にある襖絵を拝見。

長谷川等伯と息子・久蔵による

国宝の楓図・桜図などがあります。

実はここにも歴史があるのですが。

ダイナミックに桜を描いた久蔵は

26歳の若さで亡くなってしまいます。

翌年、父の等伯が悲しみを振り切るように

自己の生命力を画面いっぱいに

描き出したのが楓図。

等伯は久蔵にすごく期待をかけていたらしい。

子に先立たれる親の気持ちって

どんなに悲しいものなのだろう…。

せめてもの慰めなのか

今はこのふたつの作品が

隣り合うように展示されています。









さて、庭園へ!

祥雲禅寺時代につくられた奥の庭と

江戸時代に修復された

滝のある正面部分で構成され

大きな池がメインになっています。









池に足を投げ出すようにして

座ることができます。

ワタクシは柱の背もたれがないとツライので

足は投げ出さなかったけど(^▽^;)

立って見る庭園や

動きながら見る庭園がありますが

ここは座って見るように

設計されているとのこと。









ここやっぱりいいですわ〜:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

前回も長居してしまいましたが

前回は週末だったので

それなりに混んでいましたが

今回は平日なのでそれほどでもなく。

程よい程度に人が居るけれど

混んでるわけでもなくて

のんびりできました。









石庭もいいけど

池のある庭園やっぱり好きだな。

さつきの咲く5月下旬から

6月下旬が一番華やかだそうですよ。









御朱印いただきました!









入り口付近の朱印所でいただきました。

真言密教のシンボルである

大日如来さまがメインですね。







方広寺〜豊国神社〜三十三間堂

養源院〜法住持〜智積院

というルートで回ったこの日。

古くは後白河法皇から


時の権力者に翻弄され続けて

今は修学旅行生と観光客に

翻弄されている(?)

地域なのでした(^^ゞ