小野小町ゆかりのお寺・随心院
醍醐寺から歩いて
10分くらいのところにある随心院は
仁海(954〜1056)が創建した
曼陀羅寺の塔頭として
第5世住持の増俊の時代に
建てられました。
その後、順徳、後堀河、四条の
3代に渡って天皇の祈願所になり
寛喜元年(1229)後堀河天皇の
宣旨により門跡寺院となりました。
ここまで来ると静かなもので。
こんなにきれいに桜が咲いてるのに!
数は少ないけど
落ち着いて花を楽しめます。
応仁の乱で伽藍は焼失し
その後はたびたび移転しましたが
慶長4年(1599)に現在地に
本堂が再建されました。
この地は小野氏の根拠地とされ
小野小町も住んでいたらしい。
そういえば、こんなのもありました。
小町の化粧井戸。
ここでお化粧したんでしょうか。
小町の晩年の姿とされる
卒塔婆小町像がありましたが
晩年は哀れだったんですよね…
絶世の美女って言われてたのに…。
本堂の庭園です。
ここはゆっくりできました。
のんびり座って
小野小町に思いを馳せて。
ここは梅園があって
梅の季節も良さそうです。
今は桜に負けちゃってますが。
御朱印いただきました!
「曼荼羅殿」
曼陀羅寺の塔頭が始まりだからかな?
きれいな柄の御朱印帳も
売っていました。
醍醐寺の混みっぷりに比べたら
ゆっくりできるといえば
そうなんですが
やや寂れた感じもしなくもない
それがまた小町の晩年を想うようで
悪くもない、しっとりしたお寺ですね。