晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

どこへ行っても桜だらけな醍醐寺 その2




参道を歩いて西大門へ。

この道も花盛りですが

去年も思ったけど、砂埃が酷い(>_<)

持っててよかった、マスク!!









西大門です。

慶長10年(1605)豊臣秀頼の再建。

仁王像が安置されているため

通称、仁王門です。









長承3年(1134)に造られたもの。

迫力ある!!








醍醐寺真言宗醍醐派の総本山。

貞観16年(874)理源大師・聖宝が創建。

醍醐・朱雀・村上の三代にわたる

天皇の深い帰依によって

大伽藍が完成しました。

山の上に上醍醐がありますが

今回は下の下醍醐のみ巡ります。









こちらは清瀧宮の本殿。

醍醐寺の鎮守社です。

永正14年(1517)再建。











右が拝殿。

後ろにチラリと五重塔

この社殿の前で清瀧宮(桜会)が

行なわれるようになったということで

ここも桜スポットとして人気でした。









醍醐寺にも五重塔があったんですねえ!

醍醐天皇の菩提を弔うために

建てられたもので

天暦5年(951)建立。

京都で一番古い五重塔だそう!

なのにあまり知名度が低いような…。









高さ38メートルのうち

相輪部分が3分の1を締め

屋根が上にいくほど小さくなっていて

その減少率が大きいので

投身が低く、安定感はあるものの

スリムな印象がないそう。

そういわれると確かに…

東寺のほうがややイマっぽさもあるな。

有名じゃないのは

プロポーションの問題か!?









そして、五重塔に必ずいるという

四隅を支える邪気がいないっ!

平安時代はまだそういう装飾をする

という時代じゃなかったのかな。









こちらが金堂です。

醍醐天皇の発願により

延長4年(926)に創建。

2度焼失し、現在のものは

秀吉の命により紀州から移築され

慶長5年(1600)に完成しました。

ここに安置されている

薬師如来がご本尊です。









不動堂。

不動明王を中心に

五体の明王を安置しています。










もとは朱雀天皇の御願により

法華三昧堂として

天暦3年(949)に創建されましたが焼失。

平成9年(1997)に真如三昧耶堂

として建立されました。

中には金ぴかの涅槃仏さんが

いらっしゃいました。









観音堂です。

西国の11番札所として

観世音菩薩が祀られています。

そのほかいろんな霊場めぐりの

札所になっていて

ここで御朱印を4種類いただけます。









観音堂からの眺め。

ここはモミジがたくさんあったので

紅葉の時季もキレイそうですね。









池の向こうに弁天堂。

弁財天が祀られています。










下までもどって霊宝館へ。

寺宝のほとんどが

こちらに安置されています。









博物館まわりの桜もキレイ!

ぐるりと一周してみます。




















御朱印いただきました!







ご本尊の薬師如来です。









御朱印 その2!







根本准尊。

上醍醐にあった准堂に

祀られていた准観世音菩薩のこと。

堂は平成20年に落雷により焼失して

今は観音堂に祀られています。









はい、3つめ!







五大力尊。

不動堂に祀られていた

五体のお不動さんのことですね。









ラスト!







これがなんのことやら…。

御朱印受付のところにも

3種類しか書いてなくて

「全部ください」というと

「もうひとつあります」といわれて。

「じゃ、それも」といただいたもの。

神変と書かれているそうです。

意味は、人知でははかりしれない

不可思議な変異、だそうです。

変の字、読めない…。

*追記 役行者霊跡札所の御朱印で、神変とは役行者が賜った諡号のこと。





ということで

これからなかなか行かないであろうと

5種類すべてゲットしてきました!

さて次は近くにある

随心院まで足をのばします。