晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

菊の御紋を求めて青蓮院へ



知恩院の北門より歩いて北へ。

ココに来ました!








天台宗五ヶ門跡のひとつ、青蓮院

門跡ってことは…(*^.^*)







菊もんもんっ♪

御朱印にも入っていると聞いて

わざわざ来たかったのです。









こっちにも♪

実は5月にも来る用事があるのですが

今回はその下見?みたいな感じかな。









入ってすぐの華頂殿より。

ココ、なごむわあ〜( ̄▽+ ̄*)

もう少し日差しがあって暖かだったら

ゆーっくりできそうです。










天台宗の祖、最澄比叡山に造った住坊

青蓮坊がその発祥とされます。

門跡となったのは平安時代末期、

行玄大僧正の時に鳥羽法皇が御帰依になり

第7皇子をその弟子とされました。

京都に殿舎を造営して青蓮院と改称し、

以後、皇族や摂関家の子弟が門主を務める

格式の高い寺院になりました。









応仁の乱で焼けたり、

徳川家康によって土地を取り上げられたり

(それが現在の知恩院ですね!)


と、悲運にも遭いましたが

殿舎の再建には徳川幕府の協力もあり

宸殿は徳川家康の孫、

東福門院後水尾天皇女御)の御所を移築したもの。

現在のものは焼失後の再建ですけどね!







外に出て回遊式庭園を歩いてみます。

左が華頂殿。

この奥には江戸時代の小堀遠州作の

霧島の庭があります。









こちらは室町時代の祖阿弥作と

伝える築山式庭園。

応仁の乱の戦火の中でも

残ったんですね。









天明の皇居炎上時に後桜町天皇

ここを仮御所とされ

この好文亭は御学問所として使われました。


平成5年に放火により焼失

平成7年に復元されたものだそうです。









少し登ったところに神社が!

お寺の中にある神社、

まだけっこうあるんですね。









日吉社からはいい眺め!

青蓮院を一望することができます。









この右の方にご本尊の

熾盛光如来(しじょうこうにょらい)と

青不動を祀るお堂があります。

熾盛光如来をご本尊としているのは

日本でここだけだそうです!!


熾盛光如来とは、光そのもののことで

その化身である不動明王

炎の光を背負っています。

青蓮院といえば、庭園のライトアップですが

光との関係も深いため、

熾盛光如来の光を表しているのだとか!

春にライトアップするので

その時に来てみたいけど

すごい人なんだろうな〜(^_^;)









こちらは宸殿。

ほとんどの建物が明治26年(1893)の

火災後に再建されたもので

こちらも同じく。

歴史はあるけれど、建物は新しいのですね。

仁和寺と似ているな〜(;^_^A


縁のある天皇や歴代門主

ご尊牌を祀っているので

中は菊紋だらけでした!

ほとんど撮影禁止区域だったけど…。

左近の桜と右近の橘も

ちゃんとありますねえ!









こちらの鐘楼は誰でも撞いていいらしい!









大玄関にあった、菊もんもんっ♪

わかりにくいけど…(^_^;)









お、親鸞上人がなぜここに??

親鸞は第3世門主慈圓について

9歳で得度したそう。

浄土真宗とも深い関わりがあるのですね。









御朱印いただきました!









やったー、菊もんもん♪

他に1種類あり、計2種類ありました。






さて、次は特別拝観中の

得浄明院へ行ってみます。