平等院
平安時代の宇治は、
京都に住む貴族たちの別荘地だったそう。
長徳4年(998)摂政藤原道長の別荘「宇治殿」に。
道長の子、頼通が永承7年(1052)寺院に改め、
これが平等院の始まりだそうです。
10円玉でおなじみの鳳凰堂は
天喜元年(1053)に建てられました。
極楽浄土の宮殿がモデルだそうです。
この中にはご本尊の阿弥陀如来が安置されていて
開いた扉の上の丸窓から
阿弥陀様の顔が拝めるそうだけど見えるかな〜?
釈迦の入滅から2000年後は仏法が廃れ、
天災人災が続き、世の中が乱れるという思想。
そのため貴族は極楽往生を願い、
西方極楽浄土の教主とされる
阿弥陀如来を祀る仏堂をさかんに造営していたという。
そういえば2011年の日本も、
天災人災が続き、世の中が乱れたような。。
日本人の信仰心も薄れてきているようだし。。。
今こそ極楽往生を願う時なのか〜:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
などと、ほんのり思いつつ、
度重なる戦火や災害を乗り越えて
奇跡的に残った鳳凰堂の内部に潜入してみました( ̄∇ ̄+)
これは鳳凰堂南翼楼から撮ったもの。
色あせ感が古さを物語っていました。
内部は平安時代の仏師、
定朝の作である阿弥陀如来像を中心に、
雲に乗って楽器を奏でたりしている
「雲中供養菩薩像」52体が壁に掛けられ、
9通りの来迎を描いた壁扉画が飾られています。
絵はさすがに色あせも甚だしいですが
壁にかけられた菩薩像は見てるだけで楽しいo(〃^▽^〃)o
52体のうち、26体が併設のミュージアム「鳳翔館」に
展示されているので、間近で見ることが出来ます('-^*)/
現在は特定の宗派に属さない寺院。
天台宗の最勝院と
浄土宗の浄土院の共同管理になっているそう。
最勝院は承応3年(1654)の創始。
境内には源頼政のお墓があります。
摂津源氏系の生まれで、
平氏政権下の源氏の長老として活躍しました。
治承4年(1180)、清盛は高倉天皇を譲位させ、
これに反発したのが以仁王。
後白河法皇の妹の猶子となって
皇位への望みをつないでいましたが
安徳天皇即位で望みが絶たれてしまいます。
諸国の源氏と大寺社に平氏打倒を呼びかける令旨を出すと
挙兵計画が露見し、平氏に追われることに。
夜間の行軍で疲労した以仁王が落馬し、
平氏軍に強行突破されてしまいます。
以仁王は逃げますが、追いつかれて打ち取られます。
というのが「以仁王の挙兵」のあらすじ。
このあと、以仁王は亡くなっても彼が出した令旨が残り、
逆に平氏が追われる立場になり、
平氏は滅亡していくんですけどね…o(;△;)o
宇治に行ったら寄りたかったのが「中村藤吉本店」!
創業150年の赴きある家屋は
宇治の重要文化的景観に選ばれています。
中庭もあってテラスでも食べられますがちょっと寒い!
お茶やスイーツを買えるショップもあります。
並んででも入る価値あり!
ほんのり甘い「ほうじ茶カプチーノ」と、
ふわふわシフォンケーキとアイスクリームの
「宇治のふきよせ」で休憩♪(*^ ・^)ノ⌒☆