東福寺・通天橋と八相の庭
1236年、摂政関白・藤原(九条)道家により
京都最大の大伽藍を造営されました。
完成は1255年、実に19年をかけて建造!
臨済宗の総本山です。
開山した聖一国師は、
しかし1319年、1334年、1336年と
相次ぐ火災で大部分を焼失。
1336年の被災後、すぐに再建が始まり、
1346年には仏殿の上棟が行なわれました。
その後、兵火の影響を受けることなく
明治に至ったものの、
明治14年に仏殿・法堂、方丈、庫裡を焼失。
1917年より本堂(仏殿兼法堂)が再建、
1934年に完成したのが現在のもの。
その仏殿の前にあるのが三門。
こちらは室町時代初期の再建で、
現存する最古で最大の門。
中には入れないが、
極彩画が描かれている、とか。
でも、そんなすごいものよりも
皆が目を奪われていたものは。
通天橋から見る紅葉!
だいぶ色づいていましたが、
それでもまだ青いモミジがところどころに。
とにかくすごい人ごみで
歩くのもやっとでしたが
色とりどりの紅葉はさすがに美しかった。
通天橋を渡ったあとは、
聖一国師を祀った開山堂へ。
1823〜1826年に作られた重要文化財。
初詣のような行列に並んでお参り(^^ゞ
二階に登っている人もいますが
観光客は登れないそうです。
1890年に再建された方丈の庭に入ってみました。
こちらは昭和14年に重森三玲が作庭。
東西南北に四つの庭が配されている
方丈は東福寺だけ、という。
まずは入って最初に見える南庭。
龍安寺の石庭を思わせる庭だけど
置かれた岩がダイナミック!
砂の模様も、少し荒れた(?)感じに
見えるのは気のせい?
西の端にあるのは、
五山になぞらえた築山。
これもまたダイナミックに見える!
静の龍安寺とすれば、
ここは「動」なのかも。
西庭は小さかったので
素通りしてしまいましたが(;´▽`A``
北庭はシャレた市松模様!
一本だけ黄色い木がありましたが
こちらも紅葉したらキレイなんだそう。
最後に、北斗七星をあらわした
円柱の石が並ぶ東庭。
これもまたモダン!
小宇宙が広がる庭、素敵だな:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
さて、次は塔頭寺院に行ってみますよ〜♪