仁和寺
886年、光孝天皇の発願によって着工。
しかし翌年に崩御されたため、
意思を継いだ宇多天皇が
888年に完成させました。
真言宗御室派の総本山。
仁和寺を住坊にしました。
その後も皇室出身者が代々住職を務め、
平安〜鎌倉期には最高の格式を誇り、
御室御所として親しまれてきました。
しかし、1467年からの応仁の乱で
ほとんどを焼きつくしてしまうのです。
応仁の乱から160年後、
当時の住職が徳川家光に再興を申し入れ、
1646年にようやく創建時の姿に戻りました。
まずは重要文化財の二王門にて
金剛力士像が出迎えてくれます。
では、御殿に入ってみましょう〜♪
御殿は1887年に火災で焼失。
1914年に再建された現在の御殿の宸殿から
池のある北庭を眺めます。
手前には茶室の飛濤亭、
奥に五重塔が見えます。
龍安寺の石庭のような、
シンプルに砂を敷き詰めた南庭もありますが
やはり池のある晴れやかな美庭のほうが
心落ち着いたりもします。
水がある風景っていいですね〜:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
さて、御殿を出て中門をくぐり、五重塔へ。
1644年に建立。
角層の屋根の大きさがほぼ同じというのは
江戸期の特徴だそうです。
東の端にある経蔵へ。
鮮やかな緑の花頭窓
って珍しいのでは!?
中門から入って正面にあるのが金堂。
慶長年間に造営された
御所の紫宸殿を
寛永年間に移築したもの。
現存する最古の紫宸殿として
国宝に指定されています。
その屋根に気になる人?が居たのですが…
なんだか可愛いポーズですねo(^▽^)o!
金堂の裏にある水掛不動尊にて
ながーいひしゃくで不動明王に水をかけてから
西の端にある御影堂へ。
重要文化財の仏堂で、
一部は御所の清涼殿から賜ったもの。
再建は寛永年間です。
重要文化財の観音堂から見えるのは御室桜。
遅咲きで低木、地面から
いきなり枝分かれしているのが特徴。
花が咲いた春もいいですが、
オレンジの紅葉もなかなかよいですネ(^ε^)!
その後、秋期公開中の霊宝館へ。
平安期から江戸期にわたる
数々の名宝を展示しています。
それにしても広い仁和寺、
御殿あり、庭園あり、五重塔あり、
金堂や御影堂、博物館もあって
桜や紅葉も楽しめるとは、、、
お寺のテーマパークのようなところでした(*゜▽゜ノノ゛☆