晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

寺・神社

心静かに庭を眺めたい時に 光明院

東福寺を通り抜け六波羅門から出て光明院にきました。2年前の春に来てとても良かったので秋も来てみたかった!春の時の記事はコチラあんまり情報がないんですが明徳2年(1391)に建立された東福寺の25塔頭のひとつ。庭は重森三玲作で“虹の苔寺”ともいわれ…

延暦寺

歴史にたびたび登場する延暦寺。 先日行った奈良の興福寺を合わせて 「南都北嶺」と呼ばれるほどの力を持っていたそうで。 政治的影響力も強かったとか…( ̄□ ̄;) 延暦寺とは、点在する東塔、西塔、横川など 三塔十六谷の総称。 今回は時間の都合で東塔のみ…

興福寺

京都に来てから初めて奈良へ遠征о(ж>▽<)y ☆! まずは奈良公園、そして興福寺へγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞコチラは興福寺の東金堂と五重塔。 興福寺は藤原鎌足の夫人が夫の病気平穏を願い、669年に創建した山科寺が始まり。 平城遷都にあたり、鎌足の子、藤原不比…

平等院

平安時代の宇治は、京都に住む貴族たちの別荘地だったそう。 平等院の地は「源氏物語」の光源氏のモデルとなった源融が営んだ別荘が宇多天皇にわたり、天皇の孫である源重信を経て長徳4年(998)摂政藤原道長の別荘「宇治殿」に。道長の子、頼通が永承7年…

方広寺と豊国神社

国立博物館の裏にある豊国神社。「ほうこくさん」でおなじみの秀吉公をご祭神とした神社です。 大鳥居の奥には、神社には珍しい豪奢な門がありました。 国宝の唐門は西本願寺、二条城と並ぶ三大唐門のひとつだそうです。 この日は結婚式が行なわれていたので…

養源院

大河ドラマも変わり江ゆかりの地から、清盛ゆかりの地へと人が移動しつつあった年末の京都。 やっとですが、養源院に行ってきました(‐^▽^‐) 門をくぐった参道は紅葉の名残がありました。 文禄3年(1594)、淀君が父・浅井長政の菩提を弔うため秀吉に懇…

妙心寺

冬の特別拝観中の妙心寺へ行ってみました(*^ー^)ノ 妙心寺は日本最大の禅寺。 もとは花園天皇の御所がありました。それを建武4年(1337)、禅寺に改められ、歴応5年(1342)に関山慧玄を開山に迎えました。 応仁の乱で伽藍を焼失しましたが、細川勝元や…

伏見稲荷大社

新年、最初の寺社巡りo(〃^▽^〃)o 厳しかった昨年を振り返り、今年は良い年になるようにとお祈りしてきました。 伏見稲荷大社は、おいなりさんを祀る全国約4万社の稲荷社の総本宮。 和銅4年(711)、稲荷山に秦伊呂巨(具)(はたのいろぐ)が社を建てた…

六波羅蜜寺

天暦5年(951)、醍醐天皇の第2皇子光勝空也上人によって開かれました。 当時、京都に流行した悪疫退治のため、上人自ら十一面観音を彫り、お仏を安置した車で市中を曵き回り小梅干と結昆布を入れた割り茶を病者に授け歓喜踊躍しつつ念仏をとなえてついに…

赤山禅院

曼殊院からもほど近く、修学院離宮の隣りにあるのが赤山禅院。 仁和4年(888)、第三世天台座主、志半ばで亡くなった円仁の遺言により、弟子の安慧が赤山大明神をご本尊として建立。 延暦寺の塔頭のひとつで御所から鬼門の東北にあたるため方除けの神として…

曼殊院

天台宗の寺院で、皇族や貴族が住持となる門跡寺院。天台五門跡のひとつ。 最澄の時代に比叡山につくられた小寺院がその起源とされます。 その後、北山に移転、洛中(相国寺付近)への移転を経て明暦2年(1656)、現在地に移転。現存する大書院、小書院など…

宝厳院

天龍寺を出て渡月橋方面へ歩いていると庭の壁からはみ出すような豪快な!紅葉を発見。 それが天龍寺の塔頭寺院のひとつ、宝厳院。寛正2年(1461)、室町幕府の管領・細川頼之公により夢窓国師の第三世法孫、聖仲永光禅師を開山に迎えて創建されました。 当…

天龍寺

暦応2年(1339)、後醍醐天皇の菩提を弔うため、足利尊氏が夢窓国師を開山として創建。 もともとは嵯峨天皇の皇后が開設した壇林寺で、廃絶したあとは後嵯峨上皇が仙洞御所を造営し、さらに亀山上皇が仮の御所を営んだ場所。後醍醐天皇は幼少期をここで過ご…

毘沙門堂

今年のJR東海のポスターの場所となった山科の毘沙門堂。 さすがの賑わいで(^^ゞ狭い参道は人と車でびっしり。1時間も車が立ち往生する時もあるとか。 そうだ、京都行こうの効果はスゴイネ(°д°;)! 山科駅から徒歩20分くらい登りますが歩いたほうが絶対早…

大徳寺〜今宮神社〜船岡山

臨済宗大徳寺派の総本山、大徳寺。鎌倉時代末期の正和4年(1315)、大燈国師・宗峰妙超(しゅうほうみょうちょう)がこの地に小庵を開創したのが始まり。 応仁の乱で荒廃したが、一休宗純が堺の豪商の協力を得て再興。 あの「一休さん」ですねー( ̄▽+ ̄*)! …

清明神社と白峯神宮

街ナカの小神社シリーズ?!(^^ゞ 堀川通を北へ、フラフラと走っているとあの☆のマークの鳥居が見えてきます。 ここは陰陽師・安倍晴明を御祭神とする神社。 安倍晴明公は、孝元天皇の皇子、大彦命(おおびこのみこと)の子孫。 天文陰陽博士として六代の…

泉涌寺

東福寺の裏の細い道を登っていくと泉涌寺の大門が見えてきます。 天長年間(824〜834年)に弘法大師がこの地に庵を結んだことが由来。 建保6年(1218)に開山の月輪大師・俊芿(がちりんだいし・しゅんじょう)が宇都宮信房よりこの地の寄進を受け、大伽藍の…

東福寺の塔頭、龍吟庵と即宗院

塔頭とは、もともとは高僧の墓地のこと。その墓地を守るため、弟子たちが小さな庵をつくり、それが明治以降に寺院として独立し、塔頭といわれるようになったそうです。 東福寺も大寺院なので総勢25もの塔頭寺院があります。 その中のひとつ、龍吟庵に行って…

東福寺・通天橋と八相の庭

1236年、摂政関白・藤原(九条)道家により京都最大の大伽藍を造営されました。 完成は1255年、実に19年をかけて建造!臨済宗の総本山です。 開山した聖一国師は、天皇より初めて国師号を贈られた禅僧。 しかし1319年、1334年、1336年と相次ぐ火災で大部分を…

鞍馬寺から貴船神社へ☆

出町柳から電車で30分行くと鞍馬寺の入り口はあります。 ここからケーブルカー+徒歩10分なのですが休日のケーブルカーは30分待ち…( ̄ー ̄; なので、徒歩で向いますっε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ 鞍馬寺は鑑真上人の一番弟子、鑑禎(がんちょう)が770年にこの地に草…

仁和寺

886年、光孝天皇の発願によって着工。しかし翌年に崩御されたため、意思を継いだ宇多天皇が888年に完成させました。 真言宗御室派の総本山。 宇多天皇は出家して法皇となり、仁和寺を住坊にしました。 その後も皇室出身者が代々住職を務め、平安〜鎌倉期には…

龍安寺

創建は1450年。 足利将軍の官領職、細川勝元が徳大寺家の別荘を譲り受けてお寺に。宗派は臨済宗妙心寺派。 応仁の乱で焼失したが、1499年、勝元の子、政元が再興。 方丈の建立、石庭の築造もこの時期とされているそうです。 しかし1797年、方丈、開山堂、仏…

金閣寺

池に写る「逆さ金閣」も美しい! 鹿苑寺が正式名称。金閣(舎利殿)は、室町幕府3代将軍、足利義満が西園寺公経の別荘から譲り受けた時に再建。1397年に造り上げたという。 1950年の火災で焼失後、1952年から3年かけて再建されたものが現在の金閣。 しかし1…

二条城

1603年、徳川家康が京都御所の守護と京都での宿泊所として造営。 三代将軍家光が、伏見城の遺構を移すなどして1626年に完成。 豊臣秀頼と家康の会見や徳川慶喜による大政奉還など数々の歴史的なイベントが行なわれた場所でもありました。 唐門をくぐって、ま…

上賀茂神社

瀟酒な店が建ち並ぶ北山エリアからさらに北上していくと急に景色が変わる。 ぽつぽつと畑が目立つようになり、ここまでくると田舎だな〜と。。 ノンビリと、なんとなく上賀茂神社に向かうように走らせていると小さな疎水のような川が出現。 電線がなく、すっ…

下鴨神社と京都の七不思議

鴨川がふたつに分かれる分岐点に下鴨神社はあります。 その歴史は紀元前90年にまで遡ります。 神社の瑞垣の修繕がおこなわれたという記録があり、その以前からまつられていたと思われるそうです。 ここまでくると、事実もアバウトなもので…(°д°;)記録すら残…

哲学の道から銀閣寺へ☆

銀閣寺は、臨済宗相国寺派に属する禅寺。 室町幕府8代将軍、足利義政が1482年に別荘「東山山荘」として建立。 義政公は、祖父の足利義満が建てた北山山荘(鹿苑寺、金閣)にならってここで隠居生活を送るつもりでした。 実際には完成する前から移り住んでい…

南禅寺の山門から絶景かな☆

臨済宗南禅寺派の大本山、南禅寺。創立者は亀山法王(亀山天皇)。 この地にあった亀山法王の離宮、禅林寺殿を、1291年に寺に改めた。 京都五山や鎌倉五山よりも別格扱いで、全国の禅寺で最も高い格式を持つ。 応仁の乱でほとんどを焼失し、再建されたのは江…

東寺

京都といえば、の画像で必ず出るこの五重塔。 東寺っていいながらけっこう西側にあるじゃない? と思ったら、現在の御所や東山の寺社が東寄りになっただけでもとの場所に残っているのは東寺だけなんだってΣ(=°ω°=;ノ)ノ 東寺の造営が始まったのは796年。桓武…

東本願寺と西本願寺の秘密を探る

烏丸通りを走っていると、荘厳な門が出迎えてくれる東本願寺。 冬に訪れた前回は、広いのに何もなくて、寒々しい感じさえしました。 今回は実りの秋ですが、やっぱりグレーが似合うお寺。 世界最大の木造建築、御影堂の広ーい畳に座って呆然としてみました(*…