晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

取材の思い出その8/多宝塔が目印 奈良・東南院

 

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奈良吉野の取材の思い出、続きです。

吉野山寺宝めぐり』に参加している寺院で

まだ行っていなかった東南院へ。

P46に掲載しています。

 

 

 

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吉野郡吉野町吉野山2416にある

金峯山修験本宗の別格本山という寺格。

役行者が開いたという伝承があります。

山門は吉野山のメインストリート沿いにあり

フラッと来ても入りやすい雰囲気。

 

 

 

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山門を入って正面に本堂があります。

吉野山寺宝めぐりの看板も!

でも引き戸は開かなかったような記憶が。

開けていいものか、迷ってしまう

雰囲気でしたので開けませんでした。

 

 

 

 

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頭上には開基である役行者の額。

古い霊地では、山を開く時に

中心となる伽藍から見て巽(東南)の方向に寺を建立して

一山の興隆を祈願するという風習があったそうです。

吉野山でいうと金峯山寺蔵王堂から見て

東南の位置にあるということですね。

 

 

 

 

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そしてこのお寺の見どころ!?

といえばこの多宝塔ですね。

明治初年まで和歌山県の野上八幡にあったものを

昭和12年(1937)に移築したものです。

吉野山のメインストリートからも見えて

気になっていた多宝塔ですが

やって来たのは最近なんですね。

 

 

 

 

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正面の鰐口には永禄7年(1564)の銘があるそう。

そして大日如来の額がかかっていますが

鎌倉時代作と伝わる大日如来毘沙門天などが

祀られているそうです。

 

 

 

 

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お堂の前にはこんな説明書きが。

しかし戸は閉じられていて

勝手に開けていいものかまたまた迷う雰囲気。

開けてお入りください、と書かれていれば開けてみるんだけど。

見回してみても、観光客らしい人はたまに来るけれど

お寺の人らしき姿は見えないので聞けず…。

 

 

 

 

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こちらは客殿の玄関でしょうか?

立派な彫刻が施された建物です。

本堂、多宝塔のほか客殿と庫裏からなる寺院だそうです。

お寺部分はその4つの建物になりますが

ここは宿坊としても有名です。

御朱印はどこでいただけるかわからず

隣の宿坊の入り口で声をかけるもシーン…。

秋の吉野はやっぱり閑散期なんでしょうか!?

それとも、たまたまタイミング悪かったのか…?!

運良くお寺の方と巡り会えたなら

神変大菩薩」の御朱印をいただけます。

 

 

 

以上、東南院でした。

 

 

 

 

 

 

取材の思い出その7/井光の井戸は!? 奈良・善福寺

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11月に行った奈良・吉野の取材の思い出続きです。

昨年に引き続き、吉野山 寺宝めぐりの会主催の

吉野山 寺宝めぐり』が平成30年3月31日まで開催されています。

昨年は近鉄特急「青の交響曲」の運行を記念して

9月より開催されていましたが

好評につき、期間延長されています。

思い出その6で紹介した櫻本坊のほか

8つの寺院の普段は拝めない仏像や宝物が特別公開され、

散華や専用朱印帳も購入できます。

櫻本坊からほど近い善福寺に行ってみました。

本書ではP47に掲載しています。

 

 

 

 

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櫻本坊を出て右へ徒歩数分。

左側に降りていく細道があり、善福寺の看板を見つけました!

 

 

 

 

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吉野郡吉野町吉野山2291にあります。

創建については不明ですが

役行者が開いたと伝わる高野山真言宗の寺院。

江戸時代初期から吉野山の住民の

葬儀を行っていた回向寺院だそう。

 

 

 

 

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修験道では葬儀ではなく祈祷をするそうで

そんな修験寺院が多い吉野にあってここは

住民にとっては菩提寺だったそうです。

でも修験道とは関わりが深く

本堂内に役行者像などがあると看板には書いてあります。

その役行者像などを拝めるというのが寺宝めぐりの期間中

という感じでパンフには書かれていましたが…。

(ハッキリとは書かれていませんが役行者像の写真が使われていました)

 

 

 

 

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山門にも寺宝めぐり寺院であると看板が出ていますので

ちょっと入りにくい雰囲気ではありますが行ってみます!

 

 

 

 

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入って左側に本堂があります。

本尊は薬師瑠璃光如来

堂内には入れそうもないので外から合掌していると…

 

 

 

 

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ケースの中に御朱印が置かれていました。

ご本尊の薬師如来を表す「瑠璃光浄土」

役行者霊跡札所の御朱印「大権現」

(本書に掲載用に送っていただいたのは「井光 大権現」でした)

一番右の御朱印には「神変 大菩薩」と書かれていますが

役行者霊跡札所の印と寺宝めぐりの印が両方右上に押されています。

これは寺宝めぐり限定の御朱印なのかな…?!

左端の散華は寺宝めぐりのものですね。

 

 

 

 

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本当は全部いただきたかったのだけど

小銭が一枚分しかなく、ご本尊だけいただきました。

この本堂内に役行者像などが展示?されているのでしょうか?

でも入れないのでよくわかりませんでした。

 

 

 

 

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本堂に向かって左側に並ぶお地蔵さまなど。

ここのもう一つの見所は

神武東征の際に天皇八咫烏とともに吉野から大和へ道案内した

井光(いびかり、いひか)が出現したという井戸。

井光とは古事記にも出てくる国津神のことで

このお寺の山号もこれに由来して井光山なのです。

看板には本堂の北側の谷間にあると書いてありますが

本堂の北側へは行けないようになってる…><?

 

 

 

 

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山門を出て右側の突き当たりまで行ってみました。

ココはこの日唯一の紅葉が綺麗だった場所。

ウロウロしてみたけれど降りられそうな場所はなく。

 

 

 

 

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庫裏と思われる場所でピンポン押して聞いてみたいなー

と思ったのですが、ちょうど昼時で押しにくい雰囲気…。

ピンポンも見つからなかったような記憶が。

御朱印がなかったのならともかく、

あのように置いていただいているのに

わざわざ呼び出すのは気が引けるので後にしました。

 

吉野山の善福寺」というホームページでは

庫裏の裏の谷を降りた所にある杉の木のところに小さき井戸があります

と書かれています。

http://zenpukuji.e-whs.net/top.html

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/本堂前

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★「瑠璃光浄土」

 

 

 

以上、善福寺でした。

 

 

 

取材の思い出その6/カラフル御朱印 奈良・櫻本坊

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奈良取材の思い出の続き。

奈良ではまだ少ない、カラフルな御朱印を授与されると有名な櫻本坊

P48〜49に掲載しています。

二度目の参拝で行った11月のことです。

過去の参拝記録はこちら

【追記あり】色紙の御朱印を授与中 奈良・櫻本坊 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

 

 

 

 

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前回はナゼか裏口から入ってしまいましたが

今回はちゃんとココから入りましたよ!

 

 

 

 

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仁王門を入ってすぐの景色。

正面の建物に拝観受付と納経所があります。

 

 

 

 

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前回はスルーしていた手水盤。

 

 

 

 

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手水盤の後ろに役行者を祀る本堂。

内部に入らない場合はこちらから拝します。

前回は中に入ったので外からはよく見ていませんでしたが

細かい彫刻が施された立派な建物です。

 

 

 

 

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弁天社を中央に、左に本堂、右は聖天堂。

桜が咲く頃は一段と華やかになるんでしょうね〜。

ただ、観桜期の吉野は覚悟して行かなければ…><

 

 

 

 

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役行者の像は新しいものかな?

隣にいる弟子!?の表情がいい感じ。

 

 

 

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仁王門を入って右側は前回はあまり見てなかったですが

護摩道場なんだそうです。

智慧の火で迷いや煩悩を焼き尽くし

世界平和や心願成就などを祈願する法要が護摩

滝行場もあるので、希望をすれば滝行を体験できるとか!

予約制ですが、興味のある方はどうぞ。

 

 

 

 

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御朱印は、役行者霊跡札所の「日雄殿」。

日雄殿とは、天武天皇離宮としていた宮の名前。

ちなみに毎年11月中旬に天武天皇の尊像のご開帳がありますが

行った時は終わったばっかりでした><

ご開帳時限定の御朱印もありますが

拝受していないので、本書を見てくださいね。

 

 

 

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きれいな色紙に桜の印が押されたこちらは

昨年、誕生した巡礼「なら六観音華絵巻」の御朱印

チラシを持参orチラシを見たというと

観音さまイラストのポストカードがいただけます。

通常、拝授できる御朱印として

サンプルが出ていましたのでまだの方は是非!

聖観音は大講堂に祀られています。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/納経所

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役行者霊跡札所「日雄殿」

 

 

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★なら六観音華絵巻「聖 観世音」

 

 

 

過去にいただいた御朱印

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★本尊「神変大菩薩

 

 

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★「役小角 母公」

 

 

 

以上、櫻本坊でした。

 

 

 

 

取材の思い出その5/独特の空気感 奈良・高鴨神社

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奈良取材でまだ記事にしていなかったところの続きです。 

初めて御所市まで遠征した昨年10月のこと。

白い御朱印帳も気になっていましたが

どうしてもそこの空気を吸ってみたかった場所へ。

P88に掲載の高鴨神社です。

 

 

 

 

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御所市鴨神に鎮座しています。

公共交通機関でのアクセスが非常に悪く…><

近鉄御所駅からバスに乗ったとしても

最寄りのバス停「風の森」から徒歩15分かかります。

近鉄吉野線福神駅からタクシーでも約15分。

ハイキングシーズンの週末なら臨時バスも出ているようです。

車の場合は南阪奈道路の葛城ICから約20分。

大阪方面からは割と行きやすいかも!?

京都方面からはどのみち行きにくいです><

 

 

 

 

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まずは狛犬さんにご挨拶。

山道を通ってきましたが、この一帯は標高が高いんでしょうか?

そのせいか、空気が違うような気がします。

 

 

 

 

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阿形の狛犬さんの後ろには鐘楼が!?

なんで神社に鐘楼があるんだろう??

 

 

 

 

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創建の歴史は古く、弥生時代中期ごろから祭祀が行われていたそうです。

主祭神は阿遅志貴高日子根命(あぢしきたかひこねのみこと)。

迦毛之大御神(かものおおみかみ)ともいい、

亡くなった神を蘇らせることもできるほどの強い神様だそうです。

 

 

 

 

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鳥居をくぐってすぐ左にある祓戸神社。

まずはこちらにお参りして清めます。

高鴨神社というのは、この地が大和の豪族・鴨一族の発祥の地であり

鴨族の守護神として祀られた社のひとつだからです。

京都の上賀茂神社下鴨神社など、

全国のカモ(鴨、賀茂、加茂)社の総本宮でもあります。

 

 

 

 

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カモはカミと同源で、かモすという言葉から派生して

「気」が放出している様子を表しているそうです。

そうそう、この「気」を味わいたかったのです!

お天気は珍しくあいにくの雨…。

参拝客もほとんどなく静かな境内でした。

 

 

 

 

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手水盤は立派な石でした。

ここには屋根があったので助かりました。

雨に加えて霧っぽくなってきて…

「気」を味わうには最高のお天気!なのかもしれませんね。

 

 

 

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手水舎の向こうに広がる池の鯉。

 

 

 

 

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手水舎の向こうに、池にせり出した舞台のような場所があり

そこから本殿を眺められるようになっていました。

晴れてたらまた絶景なんでしょうけれど

雨+霧っていうのも、なかなかいいもの。

 

 

 

 

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楠木正成銅像がありました。

蘇りの祈願でもしたのかな?

 

 

 

 

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大杉の向こうに階段があり、高くなった場所に拝殿と本殿があります。

拝殿は工事中でした(現在は終了しています)。

平安時代に編纂された「延喜式神名帳には

「高鴨阿治須岐託彦根命(たかかもあじすきたかひこねのみこと)神社」

と書かれ、月次・相嘗・新嘗の祭りには

官幣に預かる(国から幣帛、つまり神饌を受けている)名神大社という

最高の社格を持つ神社であったそうです。

その誇りと威厳も感じる雰囲気があります。

 

 

 

 

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拝殿向かって右側からチラリと。

真新しい木組みが見えますが、この時は工事中だったので拝殿にも近づけず

近くに設置されたテントの下で拝む感じでした。

拝殿の奥にある本殿は天文12年(1543)に再建された国の重文。

極彩色の彫刻をした室町時代の建築で

県下の神社建築では最も優れているそうです。

拝殿工事が終わった今なら、手水舎の先のところから

池越しに美しい姿を眺められるようです。

工事中のこの時、チラリとでも見えないかなーと

頑張ってみましたが全く見えず…(;_;)

 

 

 

 

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拝殿に向かって右側には真新しい社殿が!

天兒屋根命、天照大御神、住吉三前大神を祀る東神社です。

工事の車両も写っちゃってますが…><

寛文9年(1669)建立。県の重文に指定されています。

こちらも最近、きれいにされたようです。

 

 

 

 

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拝殿に向かって左側へ降りて進むと摂末社が並んでいます。

これは…、多分、聖神社かな!?

ホームページには境内マップがありますが

現地には探してもなかったのでこの奥がどこまでなのかわからず。

雨のせいで昼間でも薄暗く、誰もいない境内…。

鬱蒼とした森に入って行くには勇気がいるなあとちょっと躊躇。

 

 

 

 

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鳥居が並んでいるのが見えますが

この階段を登って行くとおいなりさんがあります。

でもちょっと行く勇気ない…><

「気」を感じるにはうってつけの天気ですがここまででUターン。

あとでホームページの境内マップを見たら

もう少し先に御祭神の母神である多紀理毘売(たぎりびめ)が祀られた

西神社があって、そこまでで行き止まりだそうです。

だったらそこまで行きたかったなー。

現地に境内マップ、作って欲しいです><

 

 

 

 

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鳥居近くにある授与所に戻って、 御朱印帳と御朱印を拝受。

山をバックにして鳥居があり、上には月と太陽

清廉潔白を表す白い御朱印帳、いいですね〜。

汚れが目立つのが気になる人は

ビニールカバーを付けてもいいんじゃないかな。

高鴨神社の授与所では、

兼務社でここから3kmほどの所にある

高天彦神社の御朱印もいただけます。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/授与所

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 ★御朱印帳(16×11cm)1500円

 

 

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★(高鴨神社の印)

 

 

 

以上、高鴨神社でした。

 

 

 

 

 

取材の思い出その4/正倉院文様の御朱印帳 奈良・漢國神社

 

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奈良取材の思い出、続きです。

マンガロケの最後に行ったのは、近鉄奈良駅に程近い漢國神社。

P19〜に掲載しています。

こちらも二回目の参拝になります。

過去の参拝記録はこちら

大坂冬の陣で家康が落ち忍んだ場所 奈良・漢國神社 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

 

 

 

 

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いきなりですが、境内奥にある林神社の社殿。

日本で最初に饅頭をつくったという林浄因を祀る漢國神社の摂社です。

狛犬さんの後ろに饅頭があってオモシロイ!と撮影。

 

 

 

 

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御朱印をいただきに社務所へ行くと

見たことのない御朱印帳がありました。

尋ねると、オリジナルではないそうですが

近くの雑貨店で販売している御朱印帳をおいている、とのこと。

正倉院の宝物の柄を御朱印帳用にデザインしたものだそう。

この柄は「密陀絵皮箱文様」というそうです。

柄を気に入って思わずお買い上げ♪

このエピソードはP20にも掲載されています。

どんどん増えていく御朱印帳…!!

 

ちなみにこの御朱印帳を販売している雑貨店「活版工房 丹」では

他にもいろんな正倉院文様柄の御朱印帳があります。

どれにしようか迷うのも楽しい🎶

akainara.net

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/社務所

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御朱印帳(縦18×横12cm、御朱印込み)1800円

*価格は拝受した時のものです。

 

 

 

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★「漢國神社」

 

 

過去にいただいた御朱印

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★「漢國神社」

 

 

 以上、漢國神社でした。

 

 

 

取材の思い出その3/服を着たお地蔵さん 奈良・伝香寺

 

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奈良取材の思い出、続きです。

マンガロケの後半は、近鉄奈良駅の西側を南北に走る〝やすらぎの道〟の周辺へ。

P18に掲載した伝香寺は、2回目の参拝です。

過去の参拝記録はこちら

筒井順慶の菩提寺 奈良・伝香寺 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

 

 

 

 

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門前や外観などの写真は前回とほぼ同じなので却下。

違うところでは、最初に案内される地蔵堂の堂内を撮影しても良い

ということだったので、珍しい服を着たお地蔵さまの写真を。

このお地蔵さまは衣服の彫刻がなく、通称はだか地蔵と言われています。

服を着てないのもかわいそう、、と誰かが着せてあげたんでしょうか?

毎年7月23日に新しい衣に替えられるそうです。

行ったのは9月だったので、まだ新しい感じがしますね。

 

 

 

隣の本堂は、やはり扉を開けてもらえませんでしたが

今回はお地蔵さまの御朱印を拝受。

ちなみにこちらは筒井氏の菩提寺なので

筒井氏に関心がある方には「筒井氏菩提所」と書かれた御朱印もあるそうです。

ま、でもこれは裏メニュー的なものなので本誌には掲載していませんが

興味のある方は拝受されてみては!?

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/拝観受付

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★大和地蔵十福「春日地蔵尊

 

 

 

過去にいただいた御朱印

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★「南無釈迦如来

 

 

以上、伝香寺でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

取材の思い出その2/中将姫伝説の地 奈良・徳融寺

 

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取材の思い出の続きです。

P17〜に掲載している徳融寺は

当初、予定になく

ロケ中に偶然立ち寄った場所。

 

 

 

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お寺が多く集まる奈良市鳴川町にあります。

元は元興寺にあった観音堂もしくは

念仏の道場であったと伝わります。

室町時代に現在地に移り

天正18年(1590)融通念仏宗となりました。

 

 

 

 

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このお寺に入ってみようという

きっかけになったのがこの石碑。

豊成公とは、中将姫の父、藤原豊成のこと。

お父さんの邸宅があった場所だそうです。

 

 

 

 

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まずは立派な本堂でお参り。

お彼岸の時期だったので

忙しそうにしておられて

入るのをためらいましたが。

後ほど先代住職にご説明いただきました。

 

 

 

 

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本堂の向かいに建つのが観音堂。

ちゃんを抱き上げた姿の観音さまは初めて見ました!

子安観音像、別名マリア観音とも呼ばれているそうです。

平安時代の仏像ですが、手先は後から付けられたものだそうです。

お姿から想像できるのですが、子育てにご利益があるとか。

偶然にして自分にピッタリの仏さまに出逢うとは!

すごーく深いご縁を感じました。

 

 

 

 

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観音堂の裏側に藤原豊成と中将姫の供養塔がありました。

元はここから南東200mの位置にある高林寺にあったもので

延宝5年(1677)現在地に遷されました。

 

 

 

 

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供養塔の隣に毘沙門堂があり

その奥には「雪責の松」なる看板が。

中将姫が継母に折檻を受けた

老松の切り株が存在していたと書かれています。

人形浄瑠璃では、雪が降る朝、中将姫が継母から

老松の下で割竹打ちの折檻を受ける、というシーンがあるそうで。

それに合わせて切り株が作られていたのかなあ?

 

 

 

 

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先代住職のご説明を聞きながら

何故かこの写真を撮っていたのですが

なぜこれを撮っていたのかワカリマセン…。

とても天気がよかったから青い空を撮りたかったのかなあ??

 

ところで、御朱印は庫裏にて御朱印帳を渡して

奥で書いたあとに持ってきてくれるというスタイルでした。

ちなみに徳融寺は大和北部八十八ヶ所巡礼の第4番ですが

ワタクシがいただいた御朱印には札所印がありません。

色々な場所で書いてもらった御朱印帳を出したので

札所の印は押さなかった、と住職がおっしゃってました。

本に掲載した御朱印は後で札所印を押してもらっています。

専用御朱印帳で巡っていないけれど

大和北部の札所印入り御朱印が欲しい場合は

御朱印帳を渡す際に「大和北部が欲しい」と伝えた方がいいでしょう。

大和北部巡礼、高度なワザを必要としますね〜(⌒-⌒; )

 

 

 

 

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ちなみに徳融寺のお向かいには

中将姫誕生霊地の石碑がある誕生寺があります。

ここはとっても入りにくい雰囲気で…(^◇^;)

時間もなかったので行きませんでしたが

あとで調べたら事前予約が必要なお寺なのでした。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/庫裏

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★「子安観音」

 

 

 

以上、徳融寺でした。

 

 

 

 

取材の思い出その1/狛犬さん 奈良・鎮宅霊符神社

 

昨日発売されました

御朱印ブックの第三弾

『かわいい奈良御朱印ブック』

 手に取っていただけましたでしょうか?

 

 

 

さて、今回からは

取材で行った寺社で

まだ記事にしていないところを

何回かに分けてお送りします。

 

 

 

第一弾はP17に掲載している

御霊神社の兼務社

鎮宅霊符神社です。

 

 

 

 

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奈良市陰陽町に鎮座。

近鉄奈良駅から徒歩約15分。

御霊神社からは徒歩5分くらいでしょうか。

入口は門で囲まれており鳥居はありません。

御霊神社の兼務社

御朱印は御霊神社で拝受するため

本来ならこちらを先に行くべきですが

元興寺からのルートのため

逆になってしまいました。

が、本務社で兼務社の情報を得て

そのあとに参拝という順序は

よくあることなのでオッケー◎

ですが、参拝なしで御朱印だけ

というのはNG×です^^

 

 

 

 

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創建は平安時代の永久5年(1117)。

御祭神は天之御中主命(あめのみなかぬしのみこと)。

住所でもわかるとおり

陰陽師が住んでいた場所で

陰陽師鎮守の祭壇所でもあったそうです。

 

 

 

 

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ここでの見所はやっぱり…狛犬さん!

けっこう古いものな気がするけど

銘を見るの忘れた。。。

おもしろ過ぎるお顔の阿行さん。

 

 

 

 

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にやにや笑う吽行さん。

目が寄り過ぎだよね〜^^;

 

こちらの御朱印情報は

御霊神社のサンプルにも

取材当時は出ていなかったので

神職の方に「鎮宅霊符の御朱印も〜」

って声を掛けてみてください。

いきなり玄人向けの情報で

失礼しました^^;

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/御霊神社の授与所

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★「天之御中主命」 500円

 

 

 

以上、鎮宅霊符神社でした。

 

 

 

 

 

 

御朱印ブックシリーズ第三弾いよいよ発売!

 

こんにちは!

 

少し春めいてきた今日この頃ですが…

そろそろ御朱印めぐりに出掛けたくなる季節ですよね〜。

 

 

昨年末にチラッとお知らせしましたが

御朱印ブックシリーズの第三弾が

平成30年2月23日発売することになりました!

 

タイトルは。

『かわいい奈良御朱印ブック』

 

このブログの読者の方は

薄々お気づきかもしれませんが…

最近よく奈良へ行っているなーと。

そうそう、取材だったのです!

 

 

 

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『かわいい京都御朱印ブック』の奈良版ともいえる

初心者向け御朱印ブックです。

京都版よりは、すこーし大人っぽい装丁。

それは奈良という土地柄も意識して…

 

 

 

 

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奈良って地味!っていう人もいるけれど。

いやいや、落ち着いてていいんですよ。

奈良という場所を選ぶあたりで

もう中級者向けなのかも…

 

でも中身は「かわいい」らしく

かわいらしいデザインになっていて

ワタクシの中では一番好きなデザイン♪

好評だったマンガもありますよ。

 

 

 

 

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あっ、撮影中に侵入者が…笑

「かわいい京都〜」に引き続き今回も

妊娠中に取材、産後に執筆という激務でした。。。

周りの方のサポートなしでは到底できませんでした。

応援してくれたすべての方に感謝いたします。

 

 

 

次回からは取材の裏話を交えつつ

まだ記事にしていない寺社について

書いていきたいと思います。

 

https://www.amazon.co.jp/かわいい奈良御朱印ブック-西村由美子/dp/4074268973

 

マニア向け!?御朱印・閻魔王と泰山府君 奈良・東大寺念仏堂

 

二月堂まで来たなら

御朱印の宝庫・念仏堂にも

行ってみようと。

まだ未拝受の御朱印もあったし…

 

 

 

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朱塗りが鮮やかな念仏堂に来ました。

(写真は2015年6月撮影)

過去の参拝記録はこちら。

鐘楼の丘にある重源上人ゆかりの場所 俊乗堂・行基堂・念仏堂(東大寺その3) - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

12月16日は御開帳! 俊乗堂と念仏堂の御朱印 奈良・東大寺念仏堂 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

 

 

 

 

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裏メニューの御真言バージョンまで

拝受しているのに

まだ未拝受のものがあったので再訪。

んで、この写真、なに??

いつも説明してくれるお寺の方いわく

扉の端っこに付いてる輪っか

これは鎌倉時代の建物特有のもので

鍵なんだそうです。

珍しいということで

撮影していたみたいです^^;

 

 

 

 

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ひととおり説明を受け御朱印拝受。

閻魔さまは受けていますが

泰山府君と対にしたかったので

もう一度いただきました。

閻魔さまを指定するなんてマニアやな〜

とお寺の方に言われました^^;

平成29年11月でもこの御朱印

サンプルが出ていませんでしたので

欲しい場合は指示しないといけないようです。

 

 

 

 

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念仏堂がある鐘楼の丘から

大仏殿方面に歩いて行くと

紅葉がきれいで癒されました。

大仏殿に近いのに人が少なくて

のんびりモードなこのあたりが好き♡

 

ところで、泰山府君とは

中国では道教の神だそうで

仏教と習合して閻魔王の一族。

日本では地蔵菩薩本地仏とされるため

念仏堂で書いていただけるみたいです。

 

 

 

 

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のんびりモードから一転して

大仏殿から南大門の混雑エリアへ。

混んでるところは遠慮しますが

久しぶりに仁王さんを観賞。

 

 

 

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昨年は東京での運慶展と

奈良での快慶展で話題となった

運慶と快慶の合作の金剛力士像。

久しぶりにしっかり見ましたが

この大きさでこの躍動感はやっぱりスゴイ!

門も大きいのに納まりきれてないような。

窮屈そうに見えるのは気のせい??

 

 

 

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吽行のほうは逆光でうまく撮れず…。

こちらもすごいけれど

阿行のほうが好みかな〜。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/念仏堂の隣の納経所

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★左・「泰山府君」(裏メニュー)     右・「閻魔王」(裏メニュー)

 

 

 

通常いただける(サンプルが出ている)もの

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★「地蔵菩薩

 

 

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★「重源上人」

 

 

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★「愛染明王

 

 

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★「行基菩薩」

 

 

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★「阿弥陀如来

 

 

 裏メニュー(サンプルが出ていない)御朱印

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★「閻魔王

 

 

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★「阿弥陀如来 御真言バージョン」

 

 

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★「地蔵菩薩 御真言バージョン」

 

 

 

以上、東大寺念仏堂でした。

 

 

 

 

篠原ともえさんデザインの御朱印帳 奈良・東大寺二月堂

 

東大寺御朱印は制覇した!

…つもりでいましたが。

調べていたら

未拝受の御朱印がありました。

11月に参拝した時のものです。

 

 

 

 

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ということでやってきました。

今回は二月堂が目的地なので

大仏殿の交差点から浮雲園地と

春日野園地を通っていくコース。

ここは初めて通りましたが

鹿さんいるけど南大門のあたりほど混んでないし

広くてのんびりしてていいですね。

 

 

 

 

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二月堂の歴史は過去の参拝記録にて。

東大寺の仏堂である二月堂と静かな不動堂(東大寺その5) - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

 

 

 

 

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東大寺には何回も来ていますが

なぜか念仏堂のほうばかりで

二月堂エリアは2回目でした。

 

 

 

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立派な手水の写真また撮ってる^^;

からみつく龍が素敵♡

 

 

 

 

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二月堂の舞台からの眺め。

ちょっと木が邪魔っ…><

…って思ったけれど

これは東大寺の開山・良弁(ろうべん)に関わる

良弁杉という有名な木なのでした。

 

 

 

 

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二月堂の納経所にて

御朱印コレクターとしても有名な

篠原ともえさんデザインの御朱印帳を発見。

後で東大寺HPでも大々的に

書かれていることを知りました。

裏は鹿のイラストになっていて

奈良のお土産としてもイイですね。

中面の和紙は上質な鳥の子紙。

東大寺御朱印帳は

ピンクの花柄も鳥の子だし

外も中も良質で言うことなしです。

この御朱印帳は大仏殿でも売っているようです。

 

 

 

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二月堂の御朱印でまだ拝受してなかった

「観自在」を1ページ目に。

「南無観」「観自在」「観音力」の

三種類が二月堂の御朱印だそうです。

 

 

 

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「観音力」とご詠歌もあるということで

ご詠歌もいただきました。

巡礼の札所ではないみたい!?

それなのにご詠歌がいただけるとは…

ありがたや、ありがたや。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/二月堂納経所

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御朱印帳(縦18×横12cm、透明カバー付き)2000円

 

 

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★「観自在」

 

 

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★左・ご詠歌              右・「観音力」

「ありがたや ふしぎは一か 二月堂 わかさの水を むかへたもふそ」

 

 

過去にいただいた御朱印

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★「南無観」

 

 

 

以上、東大寺二月堂でした。

 

 

 

2018年の節分 京都・壬生寺

 

昨年はハシゴまでした節分祭。

参考までに…2017年の節分コースの記事

節分の日の京都めぐりコース - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

節分限定の御朱印

授与されるようになってきましたが

そのさきがけともいえる

壬生寺へ行ってきました。

 

過去の参拝記事はこちら

★「地蔵尊

節分祭で福をもらいに壬生寺へ - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

★「歯薬師」

産休明け第一弾は壬生寺 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

★「大悲殿」

壬生寺にて満願書を受け取り&重ね印の御朱印 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

御朱印帳、「地蔵尊

だるま商店作画のゴージャスな御朱印帳 京都・壬生寺 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

 

 

 

 

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 壬生寺の節分祭に来るのは2013年以来。

それから何度も来ているので

なにがどこにあるかはわかっていますが

今年はふたりの子連れなので

あまり身動きとれません。

本堂へのお参りも大行列で

ベビーカーは参加不可能でした。。。

 

 

 

 

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壬生狂言の観覧に行列ができているのは

5年前と変わらずですが

朱印所にまで行列ができているのは

5年前と大違い!!!

5年前は節分祭でも

サクッとゲットした記憶があります。

お昼ごろで20分ほど待ちましたが

午後はもっと列が伸びていたようです。

 

 

 

 

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こちらが壬生狂言開催時限定の御朱印

これは書き置きのみですが

地蔵尊、大悲殿、歯薬師は墨書きしてもらえます。

娘の御朱印帳には「地蔵尊」をいただきました。

限定御朱印は授与スタートしたのが2014年。

5年前はまだなかったので

4年越しでやっと手に入れました〜。

この御朱印を見て娘は

「次はさるどし??」

前回、城南宮でいただいた御朱印

戌の印入りで、今年は戌年と覚えたので

また干支かと思ったみたいです。

壬生狂言を説明するにはまだ早いお年頃。

屋台フードを食べてご満悦でした。

梛神社にも行きたかったのですが

人が多くてベビーカーで進むのは難しそうなので

諦めて帰路につきました。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/寺務所

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壬生狂言開催時限定「厄除 山王大権現」(別紙)

開催日程は毎年4月29日〜5月5日、10月の体育の日を含む連休、2月2〜3日

(開催日程は変わることがありますのでホームページなどで調べてからお出掛けください)

 

 

 

過去にいただいた御朱印など

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御朱印帳(18×12cm)2000円(ビニールカバー付き)

 

 

 

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★本尊「地蔵尊

 

 

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★洛陽二十八番「大悲殿」

(洛陽巡礼専用の御朱印帳にいただきました)

 

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★洛陽二十八番「大悲殿」(重ね印バージョン)

 

 

 

 

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★京都十二薬師第四番「歯薬師」

 

 

 

以上、壬生寺でした。

 

 

 

四回目で拝受! 奈良・休ヶ岡八幡宮&孫太郎稲荷神社

 

薬師寺に来たら必ず寄っていますが

過去三回とも授与所は閉じられていました。

今回やっと授与所が開いていました!

 

 

 

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休ヶ岡八幡宮

薬師寺の南大門を出たところにあります。

寛平年間(889〜898)に

宇佐八幡宮から勧請されました。

まずここで身を清めてから

薬師寺に参拝するというのが

古来からの正式な参拝法だそうです。

 

 

 

 

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やすみがおかって名前の由来は…

大安寺の鎮守として宇佐から神様を勧請するとき

薬師寺の南の丘で休息をとったから

と伝えられているそうです。

大安寺の後、薬師寺にも

鎮守として迎えられたようです。

 

 

 

 

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鳥居の手前、左側に手水盤があります。

盥盤(くわんばん)って書かれてる…!

相当、古いものなのでしょうね。

明治に薬師寺と切り離されて

村社となりましたが

現在では薬師寺の管理になったそうです。

 

 

 

 

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いつ見ても素晴らしい社殿は

慶長8年(1603)豊臣秀頼の寄進によるもの。

歴史を感じる檜皮葺きの屋根ですが

豪華さも感じると思ったら

桃山時代の再建だったのですね。

 

 

 

 

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授与所は開いていたのですが

人が居なくてピンポンも見つからず

ウロウロしてたら光が差してきた…!

本当、美しい拝殿ですね。

御祭神は僧形八幡神(そうぎょうはちまんしん)

を中心に、向かって右に神功皇后

左に仲津姫命(なかつひめのみこと)を

配した三神一具の像として安置。

三神像は国宝で

奈良国立博物館に寄託されています。

 

 

 

 

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社殿の左右に座小屋という

細長い建物があります。

寺僧の修行場所として使われていましたが

本来は宮座(氏子の組織みたいなもの?)の

座衆が滞在するところだそう。

明治以降でも残っているのは珍しいそうです。

南側の座小屋は祈祷所になってます。

神社の方がいるようなので呼びたいけど

どこから呼べばいいのかわからない…

 

 

 

 

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北側の座小屋が授与所。

説明書きを読んだりして

ウロウロしてたら宮司さんが出てきた!

すかさず「御朱印いただきたいのですが…」

「書き置きですがよろしいですか?」

ええっ、かまいませんっ!!!

 

 

 

 

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ということで4度目の正直!?

でゲットした休ヶ岡八幡宮御朱印

3月、8月、1月中旬(すべて平日)は

閉まっていましたが

11月は七五三でご祈祷が多いからかな!?

書き置きだろうがなんだろうが

喜びもひとしおでした。

 

 

 

 

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お隣の末社、孫太郎稲荷神社の

御朱印もいただけます。

 

 

 

 

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孫太郎って誰!?

って話しなのですが。

神社の由来や歴史ははっきりとしないものの

藤原頼行が平安中期に創建し

その末裔の佐野孫太郎が再興したといわれ

その方の名前に由来するようです。

 

 

 

 

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神遣いの狐さんが守っています。

シュッとつり上がった目がコワっ…。

小さい神社ですが

独特の雰囲気が漂っています。

 

 

 

 

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千本稲荷とまではいきませんが

赤い鳥居のトンネルもありました。

御朱印には「稲荷大明神

と書かれていました。

 

何度も通った(?)だけあって

本当に嬉しく

清々しい参拝になりました。

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/授与所

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★左・「八幡大神」(書き置き)    ★「稲荷大明神」(書き置き)

 

 

 

以上、休ヶ岡八幡宮&孫太郎稲荷神社でした。

 

 

 

 

 

 

 

復興した食堂とマニア向け!?御朱印 奈良・薬師寺

 

薬師寺御朱印を調べていたら

まだ拝受していないものがあり…

昨年7月に復興した食堂にも

行ってみたかったので

昨年11月に参拝してきました。

 

 

 

 

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この日も近鉄西ノ京駅より。

過去の参拝記録はこちら

特別展「仏教と刀」開催中! 奈良・薬師寺 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

ロータスロード限定御朱印1 奈良・薬師寺 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

1月15日まで 吉祥天の限定御朱印 奈良・薬師寺 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

 

 

 

 

 

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四回目にして初めての秋。

参道も紅葉色してました。

まずはお薬師さまにあいさつするため

南門まで歩いてきました。

門のところにある手水が立派でした。

今まで気づかなかったけど…

二月堂のと似てる!?

 

 

 

 

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お薬師さまにごあいさつ〜。

右側の箱みたいなのは

改修中の東塔です。

まだ修理終わらないのね。。。

 

 

 

 

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さて。目的の食堂へとやってきました。

食堂とは僧侶が食事をする場所のことで

創建当初は300人が一堂に会する

規模であったそうです。

天平2年(730)頃に建てられ

天禄4年(973)に焼失。

寛弘2年(1005)再建されましたが

再び焼失しました。(年代不明)

 

 

 

 

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平成29年(2017)7月に復興した食堂は

外観は奈良時代の意匠を凝らした作りで

内部は現代技術を活用して広い空間を確保し

多目的に利用することを想定されています。

内部の写真は撮れませんが

田渕俊夫画伯により描かれた

ご本尊「阿弥陀三尊浄土図」を中心に

奉納された全長約50mの壁画

「仏教伝来の道と薬師寺」を見ることができます。

 

御朱印も食堂内で拝受。

公開期間中のみで、別紙のみになります。

中央上の印は食堂の天井意匠を模したもの。

阿弥陀如来の光背を

現代風に表しているのではなかなーと思いました。

ちなみに食堂が次に公開されるのは

3月1日〜6月30日になります。

 

 

 

 

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東回廊から東側に出て

ふたつめの目的地、東院堂へ。

こちらは夏に来たのですが

暑すぎて内部の説明とか

読んでる余裕がなかったので…

もう一度、聖観音さまを拝みたかったのです。

 

 

 

 

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鎌倉時代に建てられた

国宝のお堂も素敵ですが

ここの本尊の聖観音さまが

これまた美しかった…。

すらりとしたおみ足は

足が透けて見えるように彫刻されたもの。

祈れば美脚になれるかも…。

勝手に信じて(笑)祈りました。

さて、叶うかな。。。

 

 

 

 

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近くの紅葉がきれいに色付いてました。

境内には紅葉はあまりなく

ここか参道くらいですね。

 

 

 

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麗しい聖観音さまの御朱印もありました。

あのマイナー巡礼の

大和北部八十八カ所の札所じゃないですかっ!

大和北部巡礼に関してはコチラの記事をご参考に。

南都七大寺のひとつで癌封じの寺院 奈良・大安寺 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

 

大講堂の朱印所にて受けられますが

サンプルとして出ているのは

薬師如来」と「弥勒佛」のみ。

欲しい場合は指定しないといただけません。

 

 

 

 

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そしてもう一枚、マニア向け御朱印が!

大講堂の裏側(北側)にある

日本最古で国宝の仏足石。

それを模した印が押された御朱印です。

仏足石とは…

お釈迦さまが亡くなってから300〜400年間は

インドには仏像がなかったそうです。

形に表すのはもったいないという考えからで

代わりに足跡を石に彫ったり

菩提樹や法輪に祈りを捧げてきました。

薬師寺にある仏足石は天平勝宝5年(753)の

銘が刻まれているそうです。

こちらもサンプルはありませんので

「仏足石の御朱印」と指定して拝受。

細かいデザインの印は薬師寺ならでは!

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/食堂内

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★「無量光」(別紙)

授与期間/食堂の公開中

 

 

 

拝受場所/大講堂

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★左・「南無佛」          右・大和北部八十八カ所第49番「聖観世音」

 

 

 

これまでにいただいた御朱印

拝受場所/大講堂

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★通常の御朱印

「弥勒佛」(左)、「薬師如来」(右)

 

 

 

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★「吉祥招福」

授与期間/1月1〜15日

 

 

 

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ロータスロード限定御朱印「瑠璃華」

授与期間/6月16日〜8月16日

 

 

 

 

拝受場所/玄奘三蔵伽藍

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玄奘三蔵伽藍公開時限定「不東」(別紙)

授与期間/1月1〜15日、3月1日〜6月30日、8月13〜15日、9月16日〜11月30日

 

 

 

拝受場所/聚寳館

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★展覧会限定の御朱印「倶利伽藍不動」(別紙)

平成28年春の「仏教と刀」展にて

 

 

 

 

以上、薬師寺でした。

 

 

 

戦艦大和の守護神&御朱印三枚セット 奈良・大和神社

 

1月ももう半分が過ぎてしまいましたが…

やっと落ち着いてきたので

10月の天理の御朱印めぐりの続きを。

その前の記事はこちらです。

平安時代の鐘楼門が残る 奈良・長岳寺 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

 

 

 

 

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天理市新泉町に鎮座する

大和(おおやまと)神社。

JR長柄駅から徒歩約8分。

長岳寺からはどのくらいだったかな〜?

記憶が薄れてきていますが…

10分もかからなかったような。

境内に駐車場はあります。

以前天理に来た時も寄りたかったけれど

なかなか寄れなかったのでやっと来れた!

 

 

 

 

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御祭神の日本大国魂大神

(やまとおおくにたまのおおかみ)は

日本の全国土を守る

大地主(おおどこぬし)大神だそうで。

考昭天皇の御代、宮中に

天照大神と同殿供床で祀られていましたが

崇神天皇が神威をおそれられ

市礒邑(いちしのむら、大和郷のこと)に還座。

皇女・淳名城入姫(ぬなきいりひめ)を

斎王として祀られたのが始まりだそうです。

 

 

 

 

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今から2000年くらい前まで遡るとは

すごい歴史がある古社なのですね。

寛平9年(897)に正一位に叙せられ

延喜式』に大和坐大国魂神社三座と

書かれているそうです。

明治4年(1871)官幣大社に列せられ

現在は神社本庁別表神社

 

 

 

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一の鳥居から二の鳥居まで

けっこうな距離があります。

あの戦艦大和の全長と同じ長さだとか

どこかに書いてあったような記憶が…

 

 

 

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台風で全壊したあと

平成11年(1999)に復元された手水舎。

立派でした。

 

 

 

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御正殿は宮中三殿式という

特異な社殿だそうです。

 

元は日本大國魂大神の一座でしたが

延喜年間(901〜923)には

三座に増えていたようです。

中央に日本大國魂大神

向かって右殿に八千戈大神(やちほこのおおかみ)

左殿に御年大神(みとしのおおかみ)

が祀られています。

 

 

 

 

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本殿の写真がなく…

横から本殿撮れないかなーと

頑張って撮ってみたのがコレ。

 

 

 

 

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最近、ハマっている狛犬さんの観賞。

 

 

 

 

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特に何かある訳でもない

普通の狛犬さんだった…^^;

 

 

 

 

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去年参拝しているので絵馬は酉でした。

 

 

 

 

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戦艦大和に守護神として

分霊が祀られていたということで

戦艦大和ゆかりの神社としても有名です。

古代には航海の神としての神格があったこと

名前が同じである(!)ことなどから

この神社が選ばれたのだとか。

名前が同じとか、そんな理由あり?

明確な理由はわからないようですが

昭和28年(1953)戦艦大和と運命をともにした

2736柱の英霊の分霊が合祀されました。

 

 

 

 

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境内には戦艦大和の展示室もあります。

無料で入れますのでさらっと見学。

 

 

 

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本殿の前にある授与所に

御朱印をいただきに行くと

三種類の御朱印セットがありました。

まずこれは大和神社御朱印

 

 

 

 

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ふたつめは本殿の左側にある

末社の高(たかおおかみ)神社。

ちなみに御由緒はしおりになってます。

これ便利♪

 

 

 

 

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御祭神は龍神で、水の神様。

雨乞いの儀式が元となり

現在は毎年9月23日に

「紅しで踊り」が奉納されます。

 

 

 

 

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社は古代伊勢神宮と同じ建築様式で

江戸時代のものですが

昭和25年(1950)の台風で

半壊したそうです。

 

 

 

 

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摂社が並びます。

左から市杵島姫命を祀る厳島神社

事代主神を祀る事代主神

朝日豊明姫神を祀る朝日神社。

 

 

 

 

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二の鳥居横にあるのは増御子神社。

猿田彦大神、天鈿女命の

夫婦神さまを祀っています。

 

 

 

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立派な社殿に絵馬ですが

御朱印がなかったら通り過ぎてたかも…

 

 

 

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これで御朱印三枚セットの神社

すべてを参拝しました。

ちなみに由緒書き付きでセット価格1000円也。

御由緒は読みやすく、

難しい神社用語の説明までされていて

とてもわかりやすかったです。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/授与所

 

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★「大和神社

 

 

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★左・「増御子神社」          右・高龗神社

 

 

以上、大和神社でした。