額に入れたいほど美しい水墨画風御朱印 奈良・宗胤院
昨年5月、何の予備知識もないままに
ふらっと訪れた宗胤院(そいにん)。
ご住職の素晴らしい絵を見せていただき
御朱印帳にも書いていただけませんか…
とお願いして牡丹の絵を描いていただきました。
それ以降、たくさんの方が
絵の御朱印を拝受されているようで
ワタクシももう一度…と思って再訪しました。
宗胤院は當麻寺山内にある浄土宗の塔頭。
當麻寺自体は11月に来ていますので3回目。
過去の記事はこちら。
11月に来た時に寄ろうと思っていたのですが
時間切れで寄れず…><
當麻寺はアクセスが悪いし
周辺も含めて巡るのには時間がかかります。
でも春・秋・冬と違う季節に
来られたのは良かったなあ。
本堂の前のお庭は今はちょっと寂しい感じ。
ご住職がいらっしゃるか不安だったのですが…
他の方のブログを見ると何度行っても
不在だったということが書いてあったので…。
しかしやっぱりワタクシはご縁があるのか?
ノンアポでしたがご住職に会えました。
そして描いているところの撮影も
許可をいただきました。
今回はこんな感じでオーダーしてみました。
ちなみに前回いただいた牡丹の絵を見せたら
印が押してないね、ということで
追加する形で前回のものに印もいただきました。
印を押したものは後半のまとめでご確認ください。
絵の具もたくさん用意されています。
カラーもいいのですが
初心に帰り(?)墨と水のみでオーダー。
絵と言葉はすべてリクエスト制で
サンプルなどはありません。
どんな絵にしようか考えるのもワクワク。
二度と同じ絵は描けないとおっしゃっていたので
本当に自分だけの「オーダーメイド御朱印」なのです。
…ということで完成しました!
當麻寺の雪景色を描いていただきました。
風景画は得意ということでしたが
何も見ずにさらさら描かれるのは
改めてすごいなーと感動です。。。
選んだ言葉は「萬物光輝(ばんぶつこうき)」。
この世のすべてのものが光り輝いている
という年始にふさわしい言葉にしました。
ちなみに、絵入り御朱印は1500円
色紙に描く場合は3000円と
現在では価格が決まったそうです。
前回、庭を見るのを忘れて帰ってしまったんです><
と言ったら、なんとご住職が案内してくださいました。
裏庭のこの門は手作りなんですって!
1月下旬は一番何にもない季節だそうで…
それでも珍しいお花がたくさんありました。
やっぱり椿が一番きれい…^^
可憐に咲くスノードロップ。
小高い裏山から書院を眺める。
やはり春に咲くお花が多いようで
春に訪れることをおすすめします。
こちらのお寺はなかなか入りにくいようで…
どうしたらいいものかとご住職も思っておられたので
看板を出してみたらどうですかー?と提案を。
もしかしたらそのうち「御朱印やってます」という
看板が出て入りやすくなるかもしれませんね^^
御朱印まとめ
拝受場所/本堂内
★オーダー御朱印「萬物光輝(雪の當麻寺)」1500円
過去いただいた御朱印
★「野草乃寺」
★オーダー御朱印「五月晴(牡丹)」
以上、宗胤院でした。
恵方社の御朱印が追加 京都・神泉苑
またまた御朱印が増えたと聞いて
神泉苑に行ってきました。
過去の記事はこちら
天皇のための庭園・神泉苑 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*
祇園祭の元となった場所へ再び! 京都・神泉苑 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*
★「御霊会」「不動明王」
またまた新御朱印が仲間入り 京都・神泉苑 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*
この日は南から入りましたので
まずは善女龍王殿にお参り。
この日のあひる様は
龍王殿の横でお休み中?
ちょっと寒そう。
橋を渡って寺務所へ向かいます。
冬の景色はちょっと寂しい感じ。
扉の前にサンプルが出ていました。
追加された「恵方社」を入れて9種類に。
御朱印帳も青と赤しかなかったと
記憶していますが、黒と紫もできたんですね。
9種類が書かれた御朱印帳は3900円だそうです。
今回はまず、まだ未拝受だった
「弘法大師」をいただきました。
弘法大師が祀られています。
そして新作の「恵方社」を。
今年の恵方、北北西に向きを変えていました。
毎年、大晦日の夜に翌年の恵方に
向きを変えるという珍しい神社。
社殿は恵方を背にするので
参拝者が恵方を向くようになってます。
この御朱印も毎年変わるんですね。
いつも帳面忘れて別紙でいただいていましたが
今回はやっと帳面に直筆していただきました。
ご住職、節分の準備でお忙しそうでしたが
御丁寧に対応していただきました。
御朱印まとめ
拝受場所/寺務所
過去にいただいた御朱印
★「善女龍王殿」
★「桓武天皇」
★「聖観音菩薩」
★「不動明王」
★「御霊会」
以上、神泉苑でした。
節分まで限定 大福帳の御朱印 京都・大福寺
京都十二薬師第十番札所の大福寺。
以前、お薬師さまの縁日に行って
小さいお寺なのにたくさんの御朱印があって
驚いた記憶がありますが
今ではもっと増えて御朱印界隈で
話題のお寺となってます。
本堂があるのみの都心の小さなお寺。
以前は路面に置かれていて
読みにくかった駒札も
きちんと掛けられてきれいになってます。
前回の記事、由緒はこちら
以前、許可をもらって堂内を
撮影させてもらったもの。
ちなみに1月3日は元三大師の厨子が御開帳され
限定御朱印も授与されたそうですよ。
元三大師は右奥の大きな厨子の
隣の厨子に安置されています。
一番大きな厨子に入っておられるのは
腹帯をしているのが特徴です。
国宝ではないそうですが
お寺の文化財の中では一番貴重なものだとか。
毎年8月23、24日の地蔵盆の時に御開帳されます。
そして今回のお目当て大福帳とは。
お正月に商家の大福帳に宝印を授ける習わしがあり
拝受できれば商売繁盛になるというご利益が。
元は近江商人の家訓だったのですね。
今回は須弥壇に布袋さんの絵が掲げられていました。
京都七福神のひとつになっていて
この絵は布袋さんが扇子を
投げてしまっているのが珍しいそうです。
ちなみに御朱印はまたまた増えていまして
通常いただけるものが8種類になっていました。
一番右は御身影で500円。
ちなみに今後の予定として
1月29日から福(29)が入っている日限定で
七福朱印というのが始まるそうです。
平成29年、29日のほか、御朱印に書かれている福の字や
印に入っている福の字を合わせて七つある日限定。
2月からは通年授与で原在中が原画を描いたという
布袋さんの印が押された御朱印も授与開始。
原在中は江戸時代の画家で
寺院の襖絵などたくさん残していますが
この印が最近、お寺から見つかったそうで。
古いもので溝が浅くなっているのか
きれいに押せる時と押せない時があるので
失敗したら悪いから別紙で書き置き対応のみだそうです。
こちらがその原画。
左上に書かれたことばや大福寺の印も
先程の御朱印に押された小さい印に再現されていて感動!
こんなものが最近出てくるとか
京都は奥が深い〜とまたしても唸りました。
ちなみに左下の大福帳の御朱印は書き置きバージョン。
色紙、柄が入った(?)紙と2種類ありました。
いろいろ迷ったあげく、
まずは大福帳の御朱印を直筆で。
お地蔵さんの散華もいただきました。
当て紙で隠れてしまいましたが
左側には「布袋尊」をいただきました。
お正月だし七福神にしようと思って。
記事にしていませんでしたが
3月に行った時にはご本尊の御詠歌をいただきました。
行ったのが3月末で
お釈迦さまの誕生日近くだったので
甘茶をいただいたのでした。
そういや以前は柿をいただいたことも…。
いつも対応してくださる奥さまの
心遣いにほっこりさせられるお寺です。
御朱印まとめ
拝受場所/本堂内
★「大福帳」500円
授与期間/平成29年1月1日〜2月3日
★京都十二薬師第十番の御詠歌
「御名といふ 人は心のくもはれて あのくぼだいの 岸にいたらん」
以前いただいた御朱印
★京都十二薬師第十番「菩提薬師」
以上、大福寺でした。
白鳳石仏と寒ぼたん園 1月限定御朱印あり 奈良・石光寺
11月に行ったばかりの石光寺ですが
白鳳時代の石仏が御開帳されているのと
寒ぼたん園が開園しているので
行ってきました。
徒歩13分くらいと近いことがわかりました。
駅のまわりには何もなかったですけど…。
過去の記事はこちら
まずは本尊・阿弥陀さまにごあいさつして
ぼたん園開園中は拝観料400円払って中へ。
隣の弥勒堂が1月中は開いています。
平成3年(1991)の発掘調査で見つかった
中将姫山居尊像のほか
船に乗った観音さまの船乗観音像など
珍しい文化財を見ることができます。
さて、ぼたん園のほうへ進みます。
寒ぼたんの見頃は12月中旬〜1月下旬ということで。
ちょっと寂しい感じではありましたが…
右側の木は桜でした。寒桜の一種かな?
寂しい季節のピンクの彩りが嬉しい^^
ぼたんといえば傘かぶっているイメージですが
寒ぼたんは雪対策なのか寒さ対策?
藁の傘かぶってるんですね。
寄り集まったお花たちもちょっと寒そう〜。
園内で一番美しかったのはこの子たちでした。
椿はきれいに咲いていました。
椿の中で微笑む観音さま。
上手く撮れていませんが…
梅もほころび始めていました。
黄色い可憐な姿だったのがロウバイ。
これが一番見頃だったかもしれません。
本堂前に咲いていた「待春門」という寒ぼたん。
春を待つという名前に思わず
そうそう!と頷いてしまいました。
人間もお花も同じなんですね〜。
御朱印は拝観受付で帳面を預けます。
通常いただける三種類のほか
1月限定で三種類の御朱印がありました。
石仏の印、顔面が欠けているところまで
リアルに再現されてる!
船乗観音はいつ作られたものとか
何故船に乗っているのか?といった
解説は全くナシでした。
春の御開帳時のみかと思っていた
「中将法如」の御朱印も
姿印入りでいただけました。
三枚とも姿印は昨年の春から追加されたようです。
姿印があるとよりわかりやすいですね。
12月も限定御朱印があったようですし
これからも限定が授与されるかもしれませんね。
御朱印まとめ
拝受場所/拝観受付
★左「船乗観音」 ★右「白鳳弥勒石佛」
授与期間/毎年1月1〜31日
★「中将法如」
過去にいただいた御朱印
★関西花の寺第二十番「阿弥陀如来」
以上、石光寺でした。
『缶つま』リーフレットに掲載されました
開けてスグに食べられる手軽さと
コダワリの味が人気の『缶つま』シリーズ。
こちらの販促用リーフレットに掲載されました。
極上のひとり時間を過ごす趣味の達人
20名のうちのひとりとして取材されました。
ワタクシはもちろん「御朱印を集める」というテーマ。
イラストで登場しています。
御朱印を眺めながら楽しみたいおすすめ「缶つま」と
良く合うワインも紹介されています。
この「サバのディジョンマスタードソース」すごく美味しかった!
残ったソースはトーストしたパンに付けて
残さずいただきました。
元から「缶つま」ファンだったダンナにも大好評。
次からこれ買う、とリストに入れていました^^
しかし、いろんな趣味の方がいるもんですねー。
ハムケツ観賞(ハムスターのお尻を観賞する!)
なんて、初めて聞きました…^^;
誌面デザインもカラフルで読み物としても面白い一冊。
配布は「缶つま」イベント会場など
2017年度のプロモーション時に配布される
とのことで、一般的には
あまり目にしないかもしれないですが
運良く目にされましたら
お手に取っていただけると幸いです。
清水の鎮宅妙見宮 京都・日體寺
西福寺から松原通を東へ進み
清水道の交差点を超えて少し歩いた
左側にある日蓮宗の日體寺(にったいじ)。
前の通りは観光客も多く車通りも激しい。
山門の写真を撮るのも一苦労でした。
享保6年(1721)常照院日體上人によって創建。
本堂には巳の北辰妙見大菩薩が祀られており
災いを除き家を守る守護神「清水の鎮宅妙見」
として信仰を集めています。
日體寺は洛陽十二支妙見の巳のお寺。
妙見大菩薩は諸星の王として
宇宙万物の運気を司る菩薩だそうです。
星まわりとかスピリチュアル好きな人に
ウケそうな巡礼ですね。
御朱印待ちをしている間に
洛陽十二支妙見めぐりのパンフいただきました。
京都の御所・紫宸殿を中心に
十二支の方角に祀られた妙見菩薩をめぐり
厄除、開運を願う巡礼です。
市中心部はほとんど行ききったと思っていたけれど
12カ所のうち、霊鑑寺と常寂光寺しか
行ったことがなかった…!
専用の集印色紙、集印めぐり軸もあるそうで
星まわりというのも興味があるし
今年は妙見めぐり始めてみようかな♪
御首題いただきました!
一時期は色紙の御朱印があったようですが
現在は授与されていないみたいですね。
お隣というか、裏の北側にある
日蓮宗のお寺にも立ち寄ってみましたが
扉が閉ざされていました…><
お寺の前にあった霊山橋。
鉄筋コンクリートで下を人や車が通る
歩道橋としては市内一古いのだとか。
へー、こんなところがあったとは。
ちょっと歩き疲れたのでジュバンセルへ。
14時くらいだったので、まだ空いてるかも…
予想があたってすぐに入れました。
15時ごろになると待たないと入れないですね。
お目当てのようですが
なんだかアイスが食べたい気分だったので
アイスとケーキのセット「古今の調べ」1188円に。
「京の冬の旅」のスタンプラリーでも
休憩所に指定されていますが
まだスタンプが1個足りないのでスイーツのみ。
3つ集めて神宮前店に行くのが目標!(笑)
御朱印まとめ
拝受場所/庫裡
★御首題「洛陽十二支妙見 巳 南無妙法蓮華経」
以上、日體寺でした。
第51回 京の冬の旅 限定御朱印も 京都・西福寺
建仁寺の山内を出て南へ徒歩5分くらい。
六道の辻の石碑の隣に西福寺はあります。
六道珍皇寺へ向かう道筋の途中にあり
何度も通り過ぎていたのですが入ったことはなかったです。
毎年、六道まいりの8月7〜10日は
内部公開されているそうですが
六道まいりは時期的に行けないので
ここに入れるとは知りませんでした。
西福寺は浄土宗の寺院で山号は桂光山。
地蔵堂を建立して自作の地蔵尊を
祀ったことに始まるそうです。
ここは鳥辺野の墓地への入口にあたり
昔は6つのお堂があったそうですが
現在は3つが残っているのだそう。
入って右側の上に掲げられた由緒書き。
ここが創建された頃に皇后となった
檀林皇后がしばしば参拝に来られたそうで
今回は毎年六道まいりの時に公開されている
「檀林皇后九相図」が特別公開されています。
これがまた衝撃的な絵で…><
檀林皇后の生前の姿から肉体が朽ち果てて
土に還るまでの姿を九つの段階に分けて描いたもの。
美しい姿だったのが病に伏せられ
死後直後はガスが貯まってパンパンに。。。
その後の詳細は控えさせていただきます…
美しい檀林皇后の像も拝んで思うことは人の世の儚さ。。
このほか「地獄絵図」や「洛中洛外図屏風」も展示されていました。
入ってすぐに目に付いたのは不動明王像。
ご本尊は阿弥陀如来で堂内中央に鎮座。
お堂が小さい割には大きく
煌びやかな装飾、天井画も美しかったです。
ところで肝心の子育て地蔵を拝むのを
忘れてしまったみたいです><
どこにあったのだろう…?
ちなみに堂内はけっこう狭いのですが
平日なのにたくさんの方でいっぱいでした。
御朱印、まずは通常いただけるもの。
「法王殿」とは本堂のこと。
残念ながらこれは印刷でしたが
通常の時は直筆してくれるのでしょうか?
そしてこちらが「京の冬の旅」公開記念の限定御朱印。
阿弥陀如来のお姿が写真で印刷されたものと
「阿弥陀如来」の墨書きのもの。
墨には金粉を混ぜて書かれているようで
文字がキラキラ光ります。
阿弥陀さまの極楽浄土を表しているんですね。
御朱印まとめ
拝受場所/拝観受付
★本堂「法王殿」
★第51回 京の冬の旅 公開記念限定
授与期間/平成29年1月7日〜3月20日
以上、西福寺でした。
第51回 京の冬の旅 特別公開中 京都・建仁寺久昌院
建仁寺山内にある久昌院は普段は非公開。
今回は「京の冬の旅」にて20年ぶり(!)に
公開されるとあって行ってきました。
慶長13年(1608)美濃加茂城主の奥平信昌が
三江紹益を開基に迎えて創建。
奥平家の菩提寺で信昌の法号から名付けられました。
入口までの前庭。
こちらも雪が少し残っていました。
信昌は始めは定昌と名乗っていましたが
城を死守して武田軍を撃退したので
その功績によって信長から一字を与えられ信昌と改名し
家康の娘・亀姫を正室に迎えました。
塔頭とはいえ広いお庭があるのにびっくり!
残念なのは雪解けされていたこと。
自然な感じで雪があればよかったのに。
池は漢字の心という字を表していて
二段に刈り込まれた生垣は広く見せているのだそう。
昔は建仁寺の堂宇や東山も望めたそうですが
現在では松が繁っていて見えませんでした。
写真撮影できるのはこのお庭だけ。
「長篠合戦図」襖絵のほか
渡り廊下で繋がれた書院・高松軒と
珍しい船底天井の茶室・遠州別好ノ席が見学できます。
茶室は複雑な入口で見たことない造りでした。
御朱印は書き置きですが2種類ありました。
書院の「高松軒」には奥平家の家紋が
本尊「薬師如来」には徳川家の家紋があります。
薬師如来は亀姫の念持仏だったそうです。
オリジナル御朱印帳もありました。
御朱印まとめ
拝受場所/本堂横の納経所
★右・本尊「薬師如来」 ★左・「高松軒」(共に書き置き)
以上、建仁寺久昌院でした。
若冲の御朱印帳と雪の庭園 京都・建仁寺両足院
今年らしい御朱印帳が欲しいな〜
という方におすすめの
両足院でゲットしてきました。
1月29日まで冬の特別公開をしている
建仁寺山内にある塔頭の両足院。
過去の記事はこちら
★「半夏生」
半夏生といえば! 両足院 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*
★「知足」
第9回 オトメ部会! 座禅とヨガ体験@両足院 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*
まずは入って左の毘沙門天にごあいさつ。
内兜に収めていたといわれるもので
代々黒田家で信仰されていましたが
明治10年ごろにこちらに寄進されたそうです。
毘沙門天といえば寅。
狛寅さんです。
お寺の説明を聞いてから庭へ。
雪が残る庭は初めて見ました。
半夏生も良かったけれども
雪の庭もいいなあ〜と写真撮りまくり。
自然な感じで残っているのがいいんですよね。
現在は多分、溶けてしまっていると思います…
その儚さにも感無量。。。
ちなみに2年前はわかりにくいと書いた
お寺のパンフレットですが
今回は新しくなっていて
英語と日本語の両表記になり
内容もわかりやすくなっていました。
御朱印帳は拝観受付にてゲット。
公開されている伊藤若冲の鶏画デザインで
表紙はナイロン製?のような感じ。
紙ではないのですが布とも違う
絵が再現しやすい素材なんでしょうか。
両足院が所蔵している「雪梅雄鶏図」は
18世紀後半の若冲の作品。
取りかかる直前の制作だそうです。
中面の和紙は鳥の子でした。
御朱印帳には予め御朱印が書かれていました。
若冲イヤーは終わりましたがまだまだ人気!
酉年に縁起良さそうな御朱印帳です。
御朱印まとめ
拝受場所/拝観受付
★御朱印帳(18×12cm、ナイロン製、御朱印付き)1500円
★「照顧(しょうこ)」
以上、両足院でした。
節分まで限定の恵方朱印と摂社の新御朱印 京都・八坂神社
久しぶりに京都・東山にて
純粋な御朱印めぐり♪
まずは八坂神社へ。
今回も西楼門からこんにちは。
過去の記事はこちら
★手書き「祇園社」御朱印
祇園に来たらやっぱり八坂神社 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*
★「青龍」「悪王子社」
青龍紙の御朱印と新作?発見!・八坂神社 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*
★「冠者殿社」「又旅社」
毎日新聞のロケにていただいた御朱印 八坂神社編 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*
★7月限定「御霊会」
祇園祭限定の御朱印 八坂神社 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*
★「美御前社」
いつでもいただける美御前社の御朱印 京都・八坂神社 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*
まずは去年のちまきをお札納に返してから。
今頃!?って感じなのですが…><
本当は昨年のうちに行っておきたかったのに。
年明けて半月以上経ってしまったご無礼を許して。
まだ少し雪が残る本殿でお参り。
授与所にて節分まで限定の恵方朱印をゲット!
「歳徳神(としとくがみ)」と書かれた印刷別紙。
歳徳神とは、スサノヲノミコトのお妃である
クシイナダヒメノミコトのことだそう。
吉方を司る恵方の神様としての信仰があり
年の初めにこの神が存在する
方角に向かって事を行なえば
万事に吉とされてきたそうです。
今年の恵方は壬(みずのえ)つまり北北西。
初詣は自宅からこの恵方にある神社に
お参りするとよいそうです。
それ知ってたら方角で行く場所決めたのに!
来年からはそうしようかな。
恵方朱印については情報を得ていましたが
授与所へ行くと摂社御朱印が
たくさん増えているではありませんか!
1月から6種類が仲間入りしたということで
まだいただいていない御朱印をゲットし
御朱印を携えてお参りしました。
まずは伊勢神宮の内宮・外宮を祀る大神宮社。
神宮殿舎の材料を使った新しい社殿。
隣の御神水も新しくなっていました。
美御前社の周りは相変わらずの人気。
女性ばかりです。
美容水だけ少しいただいて…
ご本殿の北側にある
刃物発祥の地、刃物神社へ。
社殿の後ろに刃物大神の石碑。
苦難を断ち切り、未来を切り開く神様です。
本殿西側を通り抜けて大國主社へ。
縁結びの神様、大国主を祀ります。
八坂神社の社紋が結ばれた飾りが
絵馬に付いていました。
大國主社の向かいにあるのが
正保3年(1646)建造の社殿は重文。
商売繁盛を祈ります。
西楼門から入って正面にあるのが疫(えき)神社。
別名、蘇民将来社ともいい、疫病除けの神様。
祇園祭の原点ともいえる場所です。
最後の玉光稲荷に関しては場所がわからず…
境内マップで確認すると
円山公園に抜ける南東の鳥居近くにありました。
ここにお稲荷さんがあったとは初めて知りました。
場所を境内マップに落としてみました。
グリーンは既存の摂社で、ピンクが追加された摂社。
八坂神社境内をぐるりと一周できることになります。
追加される日は近いかも…と思ったりして。
北側、西側の屋根にはまだ残雪がありました。
ちなみに以前は帳面に押印していただきましたが
現在はすべて別紙での対応になりました。
ただし既存の「悪王子社」「美御前社」「冠者殿社」「又旅社」も
墨書きがプラスされ、上の印は社紋で統一されています。
墨書きは直筆ではなく印刷ですが…
たくさんの方が受けていかれる神社ですので
すべて直筆という対応はできないのでしょう。
しかしこれだけ増えると八坂神社専用の御朱印帳を
作らないとまとまらないなあ、と。
どの御朱印帳にするか悩ましいなあ。
御朱印まとめ
拝受場所/授与所
授与期間1月1日〜2月3日
★左「玉光稲荷社」 ★中「大神宮社」 ★右「刃物神社」
★左「疫神社」 ★「大國主社」 ★「北向蛭子社」
過去いただいた御朱印
★「祇園社」(直筆)
★「青龍」(印刷別紙)500円
★「御霊会」(印刷別紙)500円
授与期間/7月1〜31日
★境内摂社、悪王寺社(現在は印刷別紙、墨書きあり)
★境外摂社、冠者殿社(現在は印刷別紙、墨書きあり)
★境外末社、八坂神社又旅社(現在は印刷別紙、墨書きあり)
★美御前社の御朱印(現在は印刷別紙、墨書きあり)
以上、八坂神社でした。
奈良のかわいい立ち寄りスポット【くるみの木】
御朱印ではないですが…
寺社めぐりをしている時ってけっこう歩くので
休憩スポットが必要だなーと思うのですが
奈良は京都と違って残念ながら
あまり印象に残る店が少なく…
その中でも今回行った不退寺の近くにある
「くるみの木」は良かったです^^
法華寺の交差点から東へ進み
JRの線路を渡ると突然現れるこの看板。
線路沿いというロケーションなのに
ここだけ別世界のようです。
森の中に雑貨店とカフェがあります。
到着したのは12:00過ぎ…
一番到着してはいけない時間だったようで><
平日でしたが12組待ち…
とりあえず雑貨店に行ってみます。
こちらは生活雑貨や食材を売っている「cage カージュ」。
ちょっとしたお土産にぴったりなものもありました。
ワタクシはこちらのオーナーさんが
書かれた書籍に興味津々。
奈良のお店だけでなく寺社情報も載っていました。
御朱印めぐりにも活躍しそう♪
他にも服や小物を売っている店もありました。
1時間半待ってやっとランチー!
何にしようか迷ったけれど
皆が注文している日替わりランチ1620円に。
色とりどりのおかずに心躍る〜♪
お肉もお魚も使っていないのに
とってもお腹いっぱいになりました。
店内は、ほぼオール女子。
やっぱりこういう料理は男子にはウケないよね。。
カフェの外観。
ちなみに10:00から予約というか
名前を書いて順番待ちできるそうですが
オープンは11:30〜なのでそれまで待つことに。
周辺にはあまり見所がないので
雑貨店がオープンする11:00からお店を見たり
待合室で待つことになるらしい。
早く来ても結局1時間くらいは待つわけね。。。
待ち時間が気にならない人にはいいかも。
時間に余裕を持って今度はスイーツ食べたいな♡
帰りに平城宮跡に立ち寄ってみました。
近鉄の車窓からしか見たことしかない
平城宮跡、広かった…
大極殿の中に入れるそうですが
近くまで行く時間がなく諦めました。
昨年秋の「みつきうまし祭り」では
オリジナル御朱印帳が販売されたり
期間限定で御朱印もいただけたそう。
なんかいろいろあったようですけれど…
線路の近くまで行って近鉄電車を激写。
遺跡の中を電車が走るってすごいー!
と思うのですが、実は先に線路が敷かれていて。
電車開通の後に遺跡になったらしいですよ。
寺社めぐりの途中で立ち寄ってみてね。
在原業平が建立した「業平寺」 奈良・不退寺
海龍王寺から東へ約1km。
徒歩15分ほどで到着したのは不退寺。
奈良市法蓮町にあります。
バスで一条高校前不退寺口を下車徒歩7分。
やっぱりアクセスが微妙に不便…^^;
大同4年(809)平城天皇が譲位して隠棲した
「萱の御所」が始まりとされ
承和14年(847)業平が阿保親王の菩提を弔い
自ら刻んだ聖観音を祀り寺院としました。
別名「業平寺」ともいうそうです。
境内にはまだ紅葉が残っていました。
ちなみに本堂は鎌倉時代のもの。
復興したのでしょうか?
そのあたりのことは由緒には
全く書かれてませんでしたが…
真言律宗ということはそうなんでしょうね。
空の色がイマイチですが
池に写る紅葉も美しい…。
なりひらはしを通って…
鎌倉時代の建造物、多宝塔へ。
上層部は欠損しているみたい。
5月28日の業平忌のみ御開帳されます。
業平寺というだけあって
歌碑もたくさんありました。
こちらは『伊勢物語』内の業平の歌。
こちらは『百人一首』の業平の歌
「千早ぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれないに 水くくるとは」
ちはやぶる〜という上の句を聞くと思い出しますね。
庫裡の庭の目立たないところに
付近の古墳から出土した
5世紀の石棺がありました。
御朱印は庫裡で書いていただきました。
ご本尊のものと希望があれば「五大明王」もお書きしています
とのことでしたので、両方いただいて見開きに。
オリジナルではないようですが御朱印帳ありました。
そしてこちらはぼさつの寺めぐりに加入されていますので
「五大力尊」の御朱印もいただきました。
本堂内で五大明王像を見たはずなんですが
こちらも記憶が遠のいていて…><
紅葉がきれいだったことだけ覚えています。
「佐保路の三観音めぐり」ともいわれる
法華寺・海龍王寺・不退寺の三寺ですが
不退寺が一番良かったかなあ。
紅葉以外にもお花がたくさん咲きますし
業平画像は3月1日〜5月31日と
10月1日〜11月30日に御開帳されますので
この期間に合わせて行くといいですね。
御朱印まとめ
拝受場所/庫裡
★ぼさつの寺めぐり「五大力尊」500円
以上、不退寺でした。
海上安全を祈願する寺院 奈良・海龍王寺
11月に行った参拝記の続き。
法華寺からすぐ近くの海龍王寺へ。
バスで法華寺下車。
藤原不比等の邸宅が建てられた場所。
不比等が亡くなったあとに
光明皇后が居住する皇后宮となりましたが
北東隅にある寺院は皇后宮内寺院として
「隅寺」「隅院」と呼ばれていました。
唐から帰国した僧・玄昉を初代住持として
最新の仏教・仏法を伝えるための
寺院として創建されました。
しかし境内からは飛鳥時代の古瓦が出土しているので
それ以前から何らかの建物があったと思われるそうです。
本堂には木造本尊十一面観音立像などが
あったはずですが、あまり記憶になく…><
東シナ海で暴風雨に遭遇します。
その時に海龍王経を唱えたことで
九死に一生を得て無事に帰国できました。
このことから聖武天皇より海龍王寺の寺号を賜り
遣唐使の渡海安全祈願をするお寺になりました。
重文の西金堂は奈良時代の建造物。
内部には国宝の五重小塔がありました。
総高4.01mで工芸品ではなく
建造物として国宝に指定されています。
そういえば元興寺にもこういう小塔あったなあ。
京都ではあまり見かけないので
奈良ならではの建造物なのかもしれません。
ちなみにこちらは真言律宗のお寺。
現在も真言律宗なら「ぼさつの寺めぐり」に
入ってても良さそうなんだけど…?
いろんな事情により加入されてないみたい。。。
鎌倉時代の建物、経蔵は
わかりにくい場所にありました。
見所といえばそんなところで
こじんまりしたお寺なのでした。
受付に預けていた御朱印帳を受け取って終了。
「妙智力」とは、観音さまの不思議な力のこと。
物事を客観的に見て考察する知恵のこと。
そんな意味があるみたいです。
御朱印まとめ
拝受場所/拝観受付
★「妙智力」
★このほか大和北部八十八カ所第十九番「十一面観音」があります。
以上、海龍王寺でした。
光明皇后ゆかりの尼門跡 奈良・法華寺
11月に参拝していましたが
まだ書いていなかった奈良市内の三寺。
まずは法華寺です。
奈良市内とはいえ、アクセスがちょっと難ですね。
駐車場は普通車30台分ありました。
不比等の邸宅を相続して皇后宮とします。
総国分尼寺として創建されました。
本尊は国宝の十一面観音。
光明皇后が蓮池を歩いている姿を写したものといわれ
右足が少し浮いた遊び足が特徴。
蓮の花と葉を交互に配した光背も珍しいですね。
平安京遷都後は衰退し、治承4年(1180)の
平重衡の焼き討ちでも被害を受けることに。
重源によって再興を果たします。
平成11年(1999)独立して光明宗となっています。
本堂の前は広いのですが11月末でも紅葉はなく…
ちょっと寂しい感じでした><
ちなみに国宝の十一面観音の御開帳は
春季3月20日〜4月7日、6月5〜10日、秋期10月25〜11月10日。
それ以外は同じお姿の分身だそうです。
池の中にある不動堂の周りに
ちょっとだけ紅葉が残っていました。
本堂のほかに華楽園も拝観できたので入ってみます。
光明皇后が薬草を煎じて難病者を救済されたという
浴室(からふろ)は外観だけ。
建物は室町時代後期に改築されたものです。
奈良県月ヶ瀬村から昭和46年に移築した
18世紀頃に建築されたものだそうです。
土間までしか入れませんでした。
華楽園は椿が有名らしいですが
この時はまだ咲いておらず…
ドウダンツツジの赤だけが彩りでした。
最後にトイレの近くにこっそり?あった
横笛堂というお堂。
『平家物語』に書かれている
滝口入道との恋に破れた横笛の
出家した先は法華寺だったのですね。
すぐに亡くなったそうで滞在は短かったようですが。
堂内には入れませんが外から合掌。
本堂内で御朱印いただきました。
法華寺では御開帳のほか
3月1〜12日に古代ひな人形展
4月1日〜6月10日に名勝庭園の特別公開があります。
秋よりも春に訪れたほうがいいかも。
御朱印まとめ
拝受場所/本堂内
★「本尊 十一面観音」
以上、法華寺でした。
酉年に行きたい神社 奈良・石上神宮
2017年の干支・酉にちなんだ
初詣にもぴったりの場所
石上神宮(いそのかみじんぐう)。
初詣にはちょっと遅い更新になってしまいましたが…
12月に参拝した時の模様です。
初詣時期は臨時バスが出ているようですが
駐車場はたくさんありましたので車のほうが便利。
石上神宮の記述があるという古社。
日本最古設立の神宮だそうです。
参集殿の前まで来ると何羽かの鶏が!
この神社ではご神鶏として鶏を放し飼いしています。
天岩戸を開かせるために鶏を鳴かせて闇を払い
夜明けを告げたという神話により
鶏は吉祥の霊鳥とされています。
烏骨鶏…?
カラフルなマンホールとともに(笑)
境内には鶏さんの鳴き声がこだましていました。
重要文化財の楼門は天保2年(1318)の建立。
創建の歴史は社伝によると
崇神天皇7年(BC91年頃)に現在地である
石上布留の高庭に祀られました。
ご祭神は国土平定の際に使われた神剣で
布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)と言います。
武甕槌神(たけみかづちのかみ)が持っていた剣で
といわれる剣でもあるそうです。
神武天皇が即位のあとにその功績を讃えて
宮中でお祀りしていたものを
崇神天皇7年に現地に還座したそうです。
剣がご祭神とは珍しいですね。
刀ブームだし(まだ続いてるの?)話題の場所かも。
拝殿の後方は禁足地となっています。
かつては本殿がなく、禁足地を御本地と称して
中央に主祭神を埋葬されていました。
明治7年(1874)禁足地が発掘されご神体が出土したそうです。
大正2年(1913)本殿が造営されました。
ちなみに、パンフレットに掲載されていた
神剣の七支刀はこんな形。
これが剣…? と思ったけれども
古代の剣ってこんなのだったんでしょうかね。
この剣の形のシルバーアクセも売ってました。
謎のゆるキャラ発見。
やっぱり酉がいますねー
授与所にて御朱印帳いただきました。
宝物と思われる柄が織り出されたデザイン。
御朱印はシンプルなものですが…
ウワサによると今月から神剣の印が押された
御朱印が新しく授与されるようになったとか!
新御朱印なのか、今年限定とか限定なのか
真偽はわかりませんが行かれる方は是非。
御朱印まとめ
拝受場所/授与所
★御朱印帳(18×12cm、布製)1500円
★「石上神宮」
以上、石上神宮でした。